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EPISODE12ーー抱擁 ページ13

『「頑張れよ」って一体何のことなのかな』

先日ヤミさんに言われた言葉を考えながら団長会議に向かう。

『2年前此処を出る時理由を話すだけ話してろくに返事も聞かずに行ってしまったからな…怒ってたりするのか?』

悩みながら廊下を歩いていると前を歩いている見知った人影に気付いた。

『!ノゼルさん?お久しぶりです!フィグナです。』

嬉しくて駆け足で彼の元へ向かう。振り向いた彼は眼を広げ驚いたようだ。

『2年前ぶりですね。お元気そうでなにy(ガバッ…?』

何故私は銀翼のローブに包まれて何かいい匂いを堪能している?何故温かさを感じ、ローブのふわふわに顔を埋めている?

ノゼル「フィグナ…2年間も何処に行っていた?連絡の1つも寄越さず居なくなって。
団長としてでは無く、一人の男としてフィグナが居なくて困ったのだからな…///?」

何を言い出すんだと思い、顔を上げようとするも、私の後頭部に回っていた手の力が強くなり、顔を見ることは叶わなかった。

今私が感じているこの少し速い鼓動の音は一体どちらのものなのだろう…。

ノゼルさんの言った言葉はよく分からないが、何か気恥ずかしくなり顔が熱くなるのを感じた。

ノゼル「そういえば、団長の奴らの中でフィグナに最初に会ったのは私だな。1番に私の元に来たのか///?」

『え?あーいや違いますよ。帰還した次の日に偶然フエゴレオンさんと会いました。その次にこれも偶然でシャーロットさんと、で先日アジトにヤミさんが来ました。』

そう言うと、ノゼルさんは急に離れて私の両肩を掴んだ。

ノゼル「私は、その3人に負けたのか…?いや、そんなはずは、偶然とはいえ先に…ブツブツ」

何かぶつぶつ言ってるノゼルさんを引っ張りながら会議室のドアを開ける。
中に居たのは数人程でまだ揃ってはいないようだ。
?知らない人もいる。新しくなったのかな。

リル「貴方が灰白の大蛇団長のフィグナさんですねー!
初めまして。リル=ボワモルティエです!あふふふ、よろしくお願いしますー。」

そう言ったリルに挨拶にして、中に居た他の団長らとも話をする。
怖かったのは終始「そうだね。」としか言わなかった
後から来たウィリアム団長。急に席を立ち、耳元で、
ウィリ「会議が終わったら話があるんだ。」
と言った。…怖い。

ユリ「お待たせー。みんな揃ってるし、会議を始めるよー。」

やっと来た魔法帝がそう言い、会議が始まった。

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のんた - 設定から…haetになってるよ。hateだよ。 (2020年9月16日 3時) (レス) id: 41c2d1953f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - グリモワールは15歳になったら貰えるんですよ? (2020年6月30日 22時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:the cbas | 作成日時:2020年4月30日 1時

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