もう一度 ページ32
A「キルア！！」
背中が硬い地面に直撃し、俺は思わず咳き込んだ。
耳鳴りがする。そのせいかAの声も上手く聞き取れない。
…今、一体何が起こった？
肢曲を使いセキに攻撃を仕掛け、爪でアイツの目を潰そうと動いて…
そうだ。
アイツがこっちの動きを完全に見切って、突き出した腕を掴まれ背負い投げされたんだ。
体術の基本中の基本のこの動き、容易に防げた。なのに、俺は地面に転がっている。
思った通りだな。コイツは…
目の端でついさっきまでセキの背後に居たAが数メートル離れた場所で倒れたのを捉えた。
クソ、背中に目でも生えてんのかよ。
セ「初めからキルア君は囮で、俺の背後からAちゃんが攻撃するつもりだったんだね〜。
中々良い連携プレーだったよ〜。
でもさぁ… 君達のせいで嫌な事思い出したから、少し腹が立った。」
そう言うセキの表情は、さっきまでヘラヘラ笑ってたと思えないような冷ややかな表情だった。
俺は立ち上がり、軽く舌打ちを打った。
キ「それただの八つ当たりじゃんか… 一人で勝手に怒ってろ、バーカ。」
A「ちょっ、言い過ぎ！」
同じく立ち上がったAに睨まれ、俺はまた舌打ちした。
キ「別にいいだろ…」
どんなに挑発したって、
セキが俺らに本気で反撃する訳ねーんだから。
この事にはAも気付いてるはずだ。
本気で殺しにかかって来てるなら俺たちはとっくに死んでる。
確かに俺らの攻撃を受け止め返してはいたけど、あれは全てコントロールされてる。
狙ってギリギリ俺たちに当たらないように動いてた。
仮に今まで遊ばれてただけだとしても、さっきのあのスピードとパワーで狙われたら最悪死ぬかもしれない。
おまけに、ご丁寧に制限時間と俺たちを解放する条件を言ったんだ。
はなから時計が12時を指すまでやりたいようにやらせるつもりだろ。
そうと分かれば、
キ「A。」
A「うん、分かってる。」
後はアイツに任せるしかない。
Aは一度頷き視線をセキに移した。
A「さっき私の念能力が見たいって言ってたよね？いいよ、とくと味わいなよ。」
彼女はニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
本
ラッキーハンターキャラ
キキョウ
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おもち - とっても面白く、感動しました！！！この神作品に出会えてとても良かったです！次々の展開が良くて天才か…？と何度も思いました！この作品を作ってくれてありがとうございます！そして本当にお疲れ様です(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)っ🍵 (3月1日 17時) (
レス) @page41 id: 15562e6fc6 (このIDを非表示/違反報告)
気迫(プロフ) - みおさん» わわわ…！！こちらこそ、ご愛読ありがとうございます。みおさんの心にいっときでも残る作品であれたなら本望です(*´꒳`*) (2022年9月14日 10時) (レス) id: 60768b2bca (このIDを非表示/違反報告)
気迫(プロフ) - 冬瀬さん» 最後まで読んでくださりありがとうございます…！きっと双子達はこれから幸せに暮らしていけることでしょう… 冬瀬さんの作品もこっそり拝見しました。好きです… 応援しております！ (2022年9月14日 10時) (レス) id: 60768b2bca (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 完結おめでとうございます！！！！この作品大好きです！！とても感動しました…。とても素敵な作品ありがとうございました！！ (2022年9月13日 22時) (レス) id: 98c132f21e (このIDを非表示/違反報告)
冬瀬(プロフ) - 完結おめでとうございます！双子達が無事ハッピーエンドを迎えてくれて良かった。。素敵な物語をありがとうございました〜 (2022年9月13日 14時) (レス) id: 033bbfc38e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：気迫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.nori118
作成日時：2019年2月13日 9時
