双子の私はいつか死ぬ。【HxH】

銀髪の双子の妹と弟　6歳 ページ8

そういえば、言ってなかったけ？

私には弟が一人と、妹が一人いるんだ！

一人はカルトって言う、とっても可愛い、2歳年下の弟。

前は私がよくお母さんに可愛がられていたけど、最近ではカルの方が可愛がられている。



私がどうせ死ぬってことを悟って、もう諦めちゃったのかな？



まあ、逆にそれがありがたいんだけどね。

だって、お母さんに可愛がられるってことは、一日3時間は服の試着に付き合わなくちゃいけないってことだもん。



そういう意味では、カルがとても可哀そう。
まだ4歳なのに。

…頑張れー。



そして、私の妹なんだけど…

アルカって言う、とても可愛らしくて純粋な子なんだ。

でも、とある理由で暗殺者としての教育は受けないで、一人だけ部屋に閉じ込められている。

理由は、アルカの中に存在する、別の『ナニカ』にある。

アルカとナニカには、どんな願いも叶えられる力があるんだ。
でもその代償として、アルカの「おねだり」を三つ聞かなくちゃいけない。
「おねだり」を4つ断ったら…

断った人と、その最愛の人が死ぬ。

つい最近にね、ミツバっていう執事がお母さんの命令でアルカの「おねだり」を全部断っちゃって、死んじゃったんだ。

願いが大きければ大きいほど、死ぬ人の数も増える。

それはイル兄がある実験をして見つけた事実。
そのせいで、アルカは自分の部屋に閉じ込められて、出ちゃいけないことになってるの。

皆、怖いんだよね。
アルカのせいで、家族全員が死んじゃうんじゃないか、ってさ。



正直言うと、私も怖いよ。

アルカとナニカは、この家族の一員だよ。
でも、だからって怖がらずにいられるかって言ったら、そうじゃない。

あ、別に死ぬのが怖いわけじゃないよ？
どうせ私は死ぬ運命だし。

ただ単に、アルカの中にいる『ナニカ』が怖いの。
アルカの別の人格って言うのならまだいいけど、ナニカは…



悪いけど、少し気味悪い。
得体の知れない『ナニカ』だから。
でも… だんだん慣れてきたからいいか。




そして今日、私は半分強引にキルアに引きずられながら、アルカの部屋に遊びに行った。



＝＝＝＝＝
アルカちゃんとの話はまた次に〜



更新遅くて本当にすみません！

銀髪の双子の妹(1)　6歳→←銀髪の差　6歳

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