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幽霊は怖いですか？
ﾕﾐﾙ「はっ、いるわけねぇだろそんなモン。」
ｸﾘｽﾀ「だ、だよね。いるわけ・・・ないよね？」
ﾐｰﾅ「でもいるかも・・・！」
ｻｼｬ「今もどこかでひっそりと・・・。」
ﾐｶｻ「不確定すぎる存在、それなら存在しないのと同じ。」
ｱﾆ「・・・どうでもいい。」
訓練生女兵舎の今日の話題は、「幽霊」についてだった。
ク「私達に憑りついて、呪いを掛けるとか・・・。」
サ「私物や食べ物を盗んだりもするらしいですよ・・・。」
ユ「お前と大差無いな、芋女。」
サ「はい！？だ、誰ですかね・・・。」
ミ「うーん、でも優しい幽霊もいたりしてね？」
ﾐｶ「優しいも何もないのでは？」
ｱﾆ「・・・アンタら、そろそろ就寝時間だけど。」
・・・こうして眠りに着いた女兵舎。
だったのですが。
ク「(・・・どうしてこんな時に限って、お手洗いに行きたくなるんだろう・・・)」
古びた床は、ミシリミシリと音を立て・・・、
・・・ピシッ。
ク「ひっ・・・？！」
背後から、より一層の音。
でも、振り返っても誰かいるはずもなく。
また、場所が変わって。
ミ「(・・・今日の見張りは、なんだかソワソワするなぁ・・・)」
銃を懐に抱えつつ、ミーナもまた夜に目を光らせる。
ミ「(怖いと言えば怖いのよね・・・幽霊)」
高台での風がふっ、と肩を撫で・・・。
目の端で何かが通り過ぎたような？
ミ「・・・！、誰！？」
・・・しかしそこには、
そういえば、通り過ぎたと思った物も、松明と同じ動きだったかな？
松明を人影か何かと間違えてしまったのでしょう。
ミ「(あー・・・、気のせい気のせい)」
サ「・・・な、何をそんなに怯えているんですか？」
ﾐｶ「昨日の夜・・・、お手洗いに行ったら、後ろから物音がして、」
ユ「そんだけでビビッて、少しばかり漏らしたんだとよ！」
ク「ユミル！！別に漏らしてなんかないよ！！」
ミ「あー、私も見張りでさ、ちょっと緊張しちゃったかもー！」
サ「もー、皆さん怖がりですねぇ。それなら夜中の野犬の方が恐ろしいですよ？」
・・・あれ、皆さんが怖がってるのって・・・幽霊ですか？
サ「(あぁ、昨日の食糧庫は何も無かった・・・)」
2015・7・26
Happy birthday !!
Sasha !!
今日の紅茶
アップルティー
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作者名：古宇利るい | 作成日時：2015年3月4日 18時
