【進撃の巨人】言葉じゃ伝わらないだろ？-Chapter3- (ページ14)

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.・.・『』・.・. ページ14

俺があの死に急ぎバカに出会った時、正直自分はこう思っていた。

コイツは俺とは正反対の人間だ、でも何かが同類の人間だってな。

だから、ちょっとした親近感があったんだ。

故に突っ掛かり易いヤツだった。

それに、この俺が一目惚れしたミカサと、

二大女神像の一人であるAが幼馴染みときやがる。

特にミカサだ。

全く、羨ましくて仕方なかった。

・・・だが、一つだけAとは接点が出来た。

立体機動の扱いについて、あっちから色々と聞いてきたからだ。

俺の得意分野である立体機動のアドバイスを、一言一句逃すまいと聞くA。

前から可愛いとは思っていたが、その為に、秘かに好意が湧いていた。

それ意外でも、彼女はよくアドバイスを聞いてきた。

斬撃の力加減、動きの調整、立体機動の組み立てや、班員の統率、指揮、そして格闘技術・・・。

Aのアドバイス役は俺みたいになっていった。

・・・「ありがとう」と言われるのがいつも嬉しくて、質問されるのが毎日楽しみだったんだ。

もっと言われたい、もっと一緒にいたい・・・。

・・・気付けば、ミカサよりも、思い入れが強くなっていた。

「なるほど・・・ジャン、ありがとうございます・・・！」

そしてまた、俺の『好き』が大きくなる。

2015・4・7
Happy birthday !!
Jean !!