君のためなら

十話 ページ15

リ「…ッッ！！」








ラ「無駄だ。
君の力じゃ絶対に解けない。」







リ「チッ！！
なんなのよあんた！
なんで今更この子を取り戻そうとするわけ！？」






ラ「…確かに今更かもしれないが…
彼女ともう一度話したいんだ









俺は一方的に彼女を傷つけてしまって
彼女の事を突き放してしまったから」









リ「………でもこの子は…Aは！
そんなこと望んでないッッ！









だからもういいでしょう！？
放っておいて！！！」







ラ「そんなの僕が一番分かってるさ……。






だけど
このままもう一度手放すわけにはいかないんだ」








リ「…ラインハルトヴァンアストレア






なら条件があるわ」





ラ「なんだ…？」





リ「もう二度とこの子の手を離さないで。
そしてもう二度とこの子を独りにしないで。








これが条件よ。」





ラ「…！！！
あぁ、もちろんだ。


言われなくたってそうするさ。」





リ「そう、。
正直負けを認めたまま消えるのも嫌だけど
Aが幸せになるチャンスを消すのは
もっと嫌。





だから大人しく消えるわ。」





ラ「…すまない。
ありがとう。」






リ「…いいえ。
もう二度目はないからね。









Aを任せたわ…」







ラ「あぁ、もちろんだ。」





パァァァッ





シュッ




ラ「…ありがとう。
Aを守ってくれて」





A「スー…」




ラ「A…おかえり。









帰ろうか。」









＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

気づいたらもう十話！
早いですね！
それにしても展開が早い事早い事、、。

ちょいと意味不になりつつあります(ﾟωﾟ)…



これからも、頑張ります！(*´꒳`*)

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