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なんとか普段通り仕事を終えたら、番組ディレクターの岡田さんから電話で呑みに誘われた。
昨日のことはもう全部お酒で忘れてしまいたい。
待ち合わせの店に早めに着いたので1人で先に呑むことにした。
岡田先輩まだ来てないよな…。
ふと店内を見渡すと見慣れた顔が2つ。
智くんとニノ…？
こんな時に嘘でしょ。
向かい合わせの席で2人がご飯食べてる…。
やっぱり2人付き合ってるんだろうな。
知ってたけど改めて目にするとキツい。
深刻そうな顔して何話してるのかな。
智くん落ち込んでるように見えるのは気のせい？
え…もしかして昨日のことがバレて怒られてるのかな。
だとしたら俺にも責任はある…。
ニノに謝らなきゃ。
でも今行くのは違うかな。どうしよう。
ニノに何をどう説明したら…。
頭の中でぐるぐる考えてたら深刻な雰囲気のままニノを置いて智くんだけが先に帰った。
とにかく謝らなきゃ。
岡田さんまだ来ないみたいだし。
意を決してニノが居るテーブルに行く。
ニノが俺に気づいて目を見開いた。
N｢翔さん居たの…！もしかして大野さんとの会話聞いてた？｣
S｢いや、聞いてはないんだけど俺に関係のある話してた？｣
N｢え、うん…。聞いてないのに分かったんだ。｣
S｢やっぱり…。ごめん、許して貰えないと思うけどニノに謝らなきゃ…。｣
N｢怖いな、どうしたの急に｣
ニノの向かい側の席に座って、適当なつまみとビールを注文する。
すぐにビールジョッキが運ばれてきて、ニノが一呼吸置いてから口を開いた。
N｢…大野さんと何かあった？」
S｢智くんからどこまで聞いてる？」
N｢どこまでって、どこまで？｣
ニノが意地悪な顔で笑った。怖い。
改めて俺の口から説明させるなんて…。
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きよ(プロフ) - 山櫻さんお話しありがとうございます。続きがとても気になっていたので嬉しいです。やっと気持ちが繋がって良かった。これからは、お互いを想いすぎてすれ違う事がないようにと祈っています。更新を楽しみにお待ちしています。 (2023年4月16日 10時) (
レス) id: dcaa28dbe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山櫻 | 作成日時：2017年3月10日 21時
