あの冬の日キミに�� ページ10
中学に上がってキミのモテ度はアップした。
それと同時に、私へのいじめもグレードアップ。
小学生時は、怪我しても
転んだとかぶつけたくらいの言い訳で
済むくらいの軽いものばかりだったけど
中学ともなれば、力も強くなれば
それに加えて頭が良くなる。悪い意味でだが
だから、今までみたいな言い訳は
通じないような怪我を負うわけで
私は、怪我を隠すために
年がら年中、長袖のワイシャツに
スカートは最大限まで長くしてた。
見た目は、陰キャラだろう。
夏になれば、頭のイカれた奴だけど笑
そんな中学生生活も最悪にスタートした私に
思ってもいない事件が起こった。
それは、中学1年の冬…
その日は、気温-15度で、お昼頃から雪が降り
本格的に冬へ突入するとニュースで言っていた通り
本当に、寒い日だった。
私は、いつも通り、学校に行き。
机の上の落書きを常に鞄の中に常備している
落書き消しスプレーで消し
机の中のゴミをゴミ箱に入れ
鍵のかかった学校の中で唯一の安全な場所に
その日の授業の教科書を入れて
右から左へ、左から右へと
私へ向けられている悪口を聞き流し
なんら変わりなく過ごしていた。
お昼休みになり、いつもなら中庭の
物陰に隠れているベンチでお昼を食べるけど
今日は、ニュースでいってた通り
雪が降っているため
外で食べる事はできなくなってしまった。
だからと言って、教室やフリーススペースで
食べる事は絶対に出来ない。
一息付くどころかご飯など無くなるに決まってる。
そうとなれば、いじめられっ子の定番。
トイレで食べるしかない。
正直、綺麗な場所ではないので
一番避けたかったが、仕方がない。
そう思い、図書室の隣にある
学校内で一番人が来ないトイレで食べる事にした。
トイレに着いて、人がいない事を確認し
入り口から見て1番隅のトイレに入った。
これをクラスの女子に見られてるとは知らずに…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ジウォル | 作成日時：2018年1月24日 23時
