ひだまりのキミ (ページ7)

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調子が良いキミページ7

私もキミも、なんの問題もなく
高校に入学した。

私の両親、そしてキミの両親は
同じ高校なんて運命だとか騒いでいたが

もし、これが運命なら最悪の運命だ。

一瞬見たキミの顔は
いつも通り、楽しそうに笑ってた。

何が、そんなに楽しいのか、
年がら年中笑ってるキミに呆れる。

「Aちゃん！これからも
お隣さんとしてと同級生として仲良くしようね！」

何が、これからもだ。
私は、今までもこれからも
仲良くなんてしたくない。

『高校生は忙しいし
何より、選択学科も違うだろうから
関わる事ないよ』

私、事実を述べたのと、
私の願いを込めてそう言った。

「そっかぁー、だったら
一緒に帰ればいいね！だってお隣さんだし！」

キミは頭の中お花畑なのだろうか
私の答えを聞いて、その返事をするなんて
私の頭では、想像できるわけない。

とりあえず、一緒に帰るなんてごめんだ。
そう思い、なんと言えば理解するかと悩んでいると

「ジミンくんは、本当に優しいわね！
この子友達居ないから、ジミンくんが一緒に
居てあげてね！よろしくね！」

なんて、調子の良い母の言葉が聞こえた。

やられた。私は、この瞬間。
私は、キミから逃れられない事を悟った。

その後は、あまりにも最悪過ぎて覚えてないが
キミが、母の調子の良い言葉に
僕が友達だとかなんとか…
また、調子の良い返事をしてる声だけは
遠くに聴こえていた。

また、私の最悪な事リストに
ランクインする出来事がおこった。