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最初こそはAが心配で様子を見に来ただけだった。
でも俺の前でこうしていつものように話せるのなら
Aの気持ち的にも楽なのかなって…
そう思ったら自然と口から出ていた。
『…ダメだよ』
｢なんで？｣
『だって…活動の邪魔になっちゃう』
｢そんな事気にすんなよ｣
『でも…』
｢Aは周りを優先し過ぎ｣
昔からそうだった。
常に周りを見ては我慢していた。
だからこそAを甘やかすのが自分の役目で
Aの“好き”をさせてあげたかった。
｢じゃあ…もしこのまま過ごしててツラかったら連絡して？
そしたらすぐ迎えに来る｣
多分今日そう言ったからといって俺も思いつきで
すぐに迎え入れられる訳でもないし…
Aだってそんな急に言われても答えは出ないだろう…。
『…うん』
それからしばらく経って叔母さんは買い物から帰ってきた。
そのまま夕飯をご馳走になって
夜も深まってきた。
｢ほら、Aはそろそろ寝る時間な｣
『…(ﾑｽｯ)』
2人の時は普通に話せてたのに叔母さんを前にすると
やっぱ喉が詰まるのか…声は出さない。
でも表情はかなり柔らかくなって
“まだ寝たくない”って言うのが表情だけで分かる。
｢ﾌﾌｯ、久しぶりにそうまくんに会えたからまだ一緒にいたいのよね？｣
『…(ｺｸｯ)』
｢可愛いけどダメ、最近まともに寝てないだろ｣
一緒にいなくても目元のクマを見ればすぐに分かる。
｢また今度来るから、その時また遊ぼうな｣
『…』
｢ほら、部屋行くぞ｣
Aの手を引いて部屋まで送り、
再びリビングに戻ろうとする俺の手を引いて引き止めるA。
｢ﾌﾊｯ、Aちゃんは甘えん坊だね〜｣
『…違うもん』
｢じゃあ俺戻るよ？｣
『…ダメ』
…うん、可愛い((
｢じゃあ寝るまで一緒にいてあげるから｣
『…なんか歌って』
｢いいよ、何がいい？｣
『アイビーがいい』
｢ん、いいよ｣
Aがベッドに入ったのを確認して、
手を握って歌い始める。
段々と瞼が下がってきて、
歌い終わる頃には寝息を立てて可愛い顔で眠っていた。
｢おやすみ｣
布団をかけ直してAの部屋を出る。
｢叔母さん…｣
｢Aちゃん寝たかしら？｣
｢うん｣
｢これ、少しだけどおかず作ったから持って帰って？｣
｢ありがとう…帰る前に少しいいかな？｣
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花音(プロフ) - 初めまして、凄く泣けました( ；∀；)そうまさんの所で夢主ちゃんがまた笑えるよう願ってます(。>д<)更新まったり待ってます( *´艸｀)これからも応援してます(* ´ ▽ ` *)ﾉ (2月17日 8時) (
レス) @page8 id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHiYuRiSu | 作成日時：2022年12月20日 0時
