8人目はふわふわ王子2

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「 何してるんすか 」


大「 Aと一緒に住もうと思って！ 」





‥ は ?

僕の思いは声には出ずとも

表情に出てたみたいで

章ちゃんが慌てて訂正した



話を聞くと章ちゃんと くまも

同じマンションに住んでるらしくて

部屋の片付けを手伝いに来てくれた と。



「 携帯あるんやから、連絡くれればええやないっすか！それに、なんで僕の家の鍵持ってるんすか！ 」


安「 あ、なっちゃん(夏目さん)にスペアキー借りてん☆ 」


大「 いっつもこんな時間までレッスンしてるん？あ、お腹空いたやろ？俺作って来てん！ 」





なんか、ツッコミどころ満載やし


お腹空いた

足が痛くてそれどころやなかったわ‥



「 空いた、食べたい 」



二人にはマメのことバレないように

誤魔化して過ごした


でも、意外と鋭い章ちゃんには

バレバレだったみたいで





安「 A、足どうしたん？ 」


「 え？何もないで？ 」



誤魔化したら



安「 んなら、今レッスンで教わってる曲踊ってって言うたら踊れるん？ 」



「 ‥ ‥ 。 」



安「 ええから、早よ座れ。んで、足出せ 」









僕は大人しく床に座る

章ちゃんの前に腰を下ろし

靴下を脱いで足を見せた



大きな溜息をつく章ちゃん

怒らせちゃったかな ‥

迷惑かかるもんな 、これ



安「 頑張り過ぎやで？大ちゃんも山ちゃんも心配しとった。努力家なのはよく分かった。でも、頑張り過ぎはあかんで？ 」




怒りながらも慣れた手つきで

手当てしてくれた



その一つだけで、章ちゃんも

今まで僕みたいに無理して踊り続けた時期が

あったんかなって勝手に思ったりした



「 ‥ 動いてないと、不安やねん。みんなが培って来た10年以上を僕が壊したく無い。それに、みんなのレベルまで行けんのはわかってるけど、少しでも近づきたいし、置いて行かれたく無いねん ‥ 」



安「 大丈夫やで。俺らは置いて行かん。隣で一緒に踊んねんで？一緒のステージ、一緒の衣装、一緒の空間におる。ずーっと一緒や！な？ 」





すると今まで黙って聞いていたくまが





大「 なんなら俺がドラム叩いてる時、俺の膝の上に座っててもええで？♡ 」




むふむふって笑っとる




「 きっしょ、笑 」









今は暴言で照れ隠ししか出来んけど

いつかちゃんとお礼言わせてな

ありがとう____________

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