8人目はふわふわ王子2

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村上side



A、胸張って出てこいよ 。



村「 それでは、ゲストをお呼びしましょうか！メンバーはもう良く知ってる方ですね。なんと！！今日がテレビ初登場でございます。どうぞ、温かく迎えてやってください。 」



戸惑いの声と疎らな拍手



大丈夫やで
俺らがついとる



ドアが完全に開いた時のeighterの反応は

正直言うて ‥‥ 酷かった



Aが登場し、一歩前に出たところで頭を下げた




その時 ‥



" なに、あいつ、キモくない ? "

" ただでさえeightの8人目嫌だったのに、最悪なんだけど "

" eight に、必要ない "



酷い言葉と共に鋭い視線がAに向けられた



Aの小さな身体が大きく跳ね上がった



その時すばるが動き出した

扉の前で頭を下げたまま動けなくなってしまったA

の隣に立ち、ゆっくり手を引いて

俺らの座っていたソファーの前まで連れてきた



‥ 今は見守っておくか



(大声)

渋「 こいつは！！！‥ 俺らの新メンバーや。俺らが認めた。例え、事務所になんて言われようが、スタッフになんて言われようが ‥‥‥

eighterに ‥ 、なんて言われようが 、俺はこいつを離さない。病気だろうが、ヨコより白かろうが、何だろうが、俺にとっては関係ないことや。 」



シーンと静まり返るスタジオ内



渋「 俺らが認めた奴を、eighterであるお前らが認めへんなら、この場から出てってくれて構わん。それくらいの覚悟を持ってAを新メンバーに選んだ。

今直ぐには受け入れられへんと思う。でも、絶対後悔させてんから、信じて付いてきて欲しい。 」




すばるが頭を下げた



すると今まで下を向いていたAが

初めて聞くすばるの気持ちに

意を決した様にパッと顔を上げた




「 eighterのみなさん。初めまして、花城Aです。僕は、正直 一般の方と見た目が違います。色素が無いです。紫外線にも弱いです。視力も悪くて、強いフラッシュなどにも耐えられません。でも ‥でも、違うのはそこだけで、みなさんと他はあまり変わりません。嫌な気持ちになる人もいると思います。

eighterのみなさんに、少しでも受け入れてもらえるように、少しでも好きになってもらえるように、一年間頑張らせて頂きます。 」




もう一度頭を下げたA

eighterの表情を見てみると先程より

視線が柔らかくなったように感じた






村「 ほれ、Aこっちおいで。 」







俺はタイミングを見て手招きし

隣に立たせた

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