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朝、新居の住所が夏目さんから
メールで送られて来ていた
いつも思うけど、ほんとに仕事早いなぁ
まとめた段ボールは
新居に送ってもらえばいっか!
「 おはようございます!雅也さん 」
雅「 んはっ、どうしたんだ?そんなに元気よく挨拶なんて、普段しないだろ 」
「 いや、なんか、今日で最後だし。ちゃんと挨拶したいなって‥ 思って 」
きっと僕は今、情けない顔してるんだろうな
雅也さんに最後に見せる顔は
やっぱり笑顔がいい。
雅「 ‥ぃ、おい。A? 」
「 んぇ? 」
雅「 なんて声出してんだよ、笑。何回も呼んだんだけど? 」
「 ちょ、ちょっと考え事! 」
フイっと顔を逸らしても
後ろから聞こえてくる笑い声で
ニヤニヤしがら笑ってる雅也さんの顔が
想像出来る
「 も〜、そんなに笑わんでくだ、さ‥い 」
雅也さんの方に向き直った瞬間に
包まれるような感覚から
抱き締められてるんだと悟るのに
そう時間はかからなかった
雅「 挫けそうになったり、辛かったり、不安に押しつぶされそうな時はいつでも戻って来い。俺は、離れててもお前の保護者だから。遠慮なんかしたら、どつき回すからな? 」
笑顔で出て行こうと思ってたのに
本当にこの人は っ ‥
「 ‥ っ、どつき回されるのは勘弁です、ふふ 」
雅「 あ、ちゃんと楽しい時も来いよ?いつも来るとか泣いてるとか、勘弁だからな。 」
「 僕、そんなに泣き虫じゃ無いです 」
雅「 あ?じゃあ、この目から流れてるのはなんだ?鼻水か?笑 」
ふざけながらも流れる涙を優しく拭ってくれる
僕からギューっと抱き着いて
目一杯 雅也さんの香りを吸い込んだ
安心出来る匂い
忘れたくない匂い
スッと離れて
「 雅也さん、絶対また来ます!いってきます! 」
雅「 おう、楽しんで来い 」
大丈夫、僕は一人じゃない
未だ僕の手の中に残る雅也さんの香りを握り締めて
僕は一歩踏み出した____________
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はる(プロフ) - あかりさん» 初めまして!はるです。アルビノには色々な症状があり、それは人それぞれですが、ほとんどの人に共通していえるのが「色素が薄く、目が弱い」ということです。私の場合は、髪や肌の色は真っ白(雪のような感じ)で、目は青紫のような色です。 (2017年1月24日 0時) (レス) id: 3bd813a35d (このIDを非表示/違反報告)
あかり - はるさん» 初めまして。あかりといいます。はるさんはアルビノなんですよね?私、この小説を読んでからアルビノに興味を持ったんです!アルビノの症状について詳しく教えていただけないでしょうか? (2017年1月24日 0時) (レス) id: 0741c3e555 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきりん - 初めまして!この小説とっても大好きです!主人公君がこれからどうやって成長していくのか楽しみです!これからも頑張ってください! (2017年1月22日 14時) (レス) id: eef59976f7 (このIDを非表示/違反報告)
有栖(プロフ) - あかねさん» ありがとうございます!応援よろしくお願いします(*´˘`*) (2017年1月20日 20時) (レス) id: 7534440d4a (このIDを非表示/違反報告)
有栖(プロフ) - はるさん» 初めまして!はるさん、有栖です。私が知っているアルビノの情報はネットで調べたやつばかりですので、ここちょっと‥という点があったらバシバシ教えてください!!下手な小説ですが、頑張って更新していきますので、応援よろしくお願いします(*´˘`*) (2017年1月20日 20時) (レス) id: 7534440d4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有栖 | 作成日時:2017年1月20日 13時