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記者会見の次の日
今日も渋谷さんが迎えに来てくれるらしい
毎回毎回悪いから電車で行くって言ったのに
渋「 危ないからあかん 」って。
過保護すぎひん?
結局雅也さんのお店を手伝えたのも
初日のみ
なのに凄く良くしてもらってて
雅也さんの料理のお陰で
少しずつご飯も食べれるようになった
毎日ここに帰って来て、
「 ただいま 」って言って
家族みたいに接してくれてる
感謝しても仕切れないくらい
今まで貰ったことのない " 愛 " 的なものを
注いでもらってる気がする
働くっていうことで
住まわせてもらってるから
出てかなきゃダメ、なのかな 。やっぱり
そんな事を考えながら準備を進めていた
雅「 すばるから、着いたって連絡来たぞ 」
「 あ、今行きます! 」
雅「 気を付けて 」
「 はい。今日のご飯も、めっちゃ美味しかったです!お仕事お疲れ様でした、お休みなさい。いってきまーす 」
家の前に見覚えのある車が停まってる
「 おはようございます 」
運「 おはようございます 」
渋「 おはよ 」
僕はこれからの毎日に
期待と不安が渦巻いた 複雑な心を持って
メンバーの居る会議室へ向かった
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作者名:有栖 | 作成日時:2017年1月18日 0時