15. ページ17
トントントン と、リズム良く
まな板を叩く音が聞こえた
何を作っているのだろうか
雅「 おい、A〜。出来たから運べ 」
キッチンが有るであろう方向から
雅也さんの声が飛んで来た
キッチンへ向かうと
キッチン前にカウンターが備え付けられていた
「 どこで食べるんすか? 」
雅「 ああ、そこで良いか? 」
顎でカウンターを示す
僕は黙って頷きカウンターに用意された
大量のサラダや、ご飯、スープ、
そして僕用であろう おじや を運んび
丸椅子に座った
僕の直ぐあとに箸とスプーンを持った
雅也さんが椅子に腰掛けた
雅「 いただきます 」
「 ‥ いただきます 」
雅「 食えるだけで良いから、食べろ。 」
僕は渡されたスプーンで
おじやを 口にした
「 ‥ 美味い 」
このまま完食したいくらい美味しかった
でも胃は受け付けなくて
5口くらい食べて 「 ごちそうさま 」をした
家族が居たら、こんな感じなのだろうか
‥ 雅也さんみたいな人がお父さんだったら
俺は今頃笑って過ごしているのだろうか
309人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:有栖 | 作成日時:2017年1月18日 0時