第67話 ページ17
「綺麗…………。」
人工で作られた花畑じゃなく、自然のちからでできたもの
はじめてみた。
「俺は悩んだとき、よくここにくるんだ」
「そうなの?」
「あぁ。で、もう答えは出てるんだろ?」
「え…………」
「好きなやつ、本当はいるんだろ?」
棗にぃは優しい顔で笑う
「い、るよ」
「そうか。頑張れよ。」
私の頭を撫でる棗にぃに、涙が出そうになる。泣いちゃ、いけないのに。なく資格なんて、ないのに
「うん、ありがとうね」
ありがとう、棗にぃ
………………………………
「またな、気を付けろよ。」
「ありがとう、棗にぃ」
棗にぃが私を送ってくれた。
エレベーターが来て乗り込むと、光にぃがいた
「ひどい顔してるわよ。大丈夫?
あぁ、ふったの?
残ってるのは梓、要、祈織、侑輔かしら?」
「えっ………」
「で、返事は出てるんじゃないの?あんたがはっきりしない限り、このブラザーズコンフリクトはまだまだ続くけど?」
私の気持ち
私は………………………………
「連れてってやる。車、ほしいだろ?」
「お願い、光にぃ」
車は、あの人のところへ向かっていった。
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作者名:朝日奈優 | 作成日時:2014年4月5日 0時