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学校から少し離れたアパートに到着。
新築かな？すごく綺麗。
ユンギさんは慣れた手つきでドアを開ける。
「お邪魔します」
「どーぞ」
靴を脱いで揃え、部屋に入ると、シンプルに整理整頓された空間が広がっていた。
部屋の隅に荷物を置く。
ユンギさんはさっき買ったアイスを冷凍庫に入れるとソファに座っていた。
こっちこい、と声をかけられ私はユンギさんの座るソファの方へ向かう。
「…はい、きました」
「ん」
ユンギさんの前に立つ。
腕を引かれて、軽くキスをされた。
.
唇が触れるだけの、軽いキス。
「とりあえず風呂入ったら？」
「早くないですか？」
「知らね」
そんなに性欲たまってるのかな。
だとしたら溜まりすぎでしょ。
「じゃあお風呂お借りします」
私も慣れすぎでしょ、
なんて思いつつお風呂に入って。
.
いい匂いがするシャンプーとリンス。
洗面台に置かれたピンクの歯ブラシとコップ。
…あの彼女さんのもの？
.
そんなの私には関係ないか。
.
置いてあるタオルを借りて髪を拭き、
軽くメイクをしてリビングに戻る。
「お風呂ありがとうございます」
「ん」
私が戻ると、淹れてくれていたのかな、あったかいコーヒーを残してユンギさんも脱衣所へ向かった。
「…おいし」
ブラックコーヒーは普段はあまり飲まないけど、なんでかわからないけど飲めたしおいしかった。
.
.
スマホをいじりながらユンギさんを待つ。
「待たせた」
「そんなに待ってません」
タオルで頭をがしがし拭きながら上半身裸で出てきた。
うん、かっこいい。
小柄に見えたけれど、しっかりと男の人の体をしていてちょっとドキッとした。
…特に手。手が大きくて男の人らしい。
「なに？」
見つめすぎたらしく、少し怪訝そうに私を見た。
「別に何も」
「あっそ、」
タオルを放り捨てて私の目の前に屈むと、ソファに座る私に優しくキスをした。
「…っん、ぁ…」
昨日と同じ。
熱い舌が私の舌と絡まる。
何も考えられなくなる程の、甘いキス。
「声えっろ…」
「うる、さい…、ぁっ」
そんな声出させてるのユンギさんだから…！
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作者名：まふゆ | 作成日時：2018年11月29日 1時
