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新吉side
駿佑「新吉さん」
新吉「どうした？」
駿佑「実は新吉さん達が捕まえたところなんですけど」
駿佑から話を聞いた
新吉「確かに…妙だな」
駿佑「悪いことしたいわけじゃなさそうですけどね」
新吉「他の奉行所で同じ様な事がないか聞いてみるよ」
駿佑「はい」
新吉「ありがとな」
駿佑「いえ」
縁側で話してたけど
駿佑「今日は満月」
新吉「月、好きなんだな」
駿佑「僕が暗い顔してたら…以蔵が屋根の上まで一緒に連れて行ってくれて…そこから見てたんです」
新吉「あー、だからあの時も…」
駿佑「気分が晴れない時…たまに1人で…最初は上がるん大変やったけどもう1人で上がれるから」
新吉「今日は一緒に上がってみるか？」
駿佑「はい…！」
新吉「引っ張ってやるよ」
駿佑と一緒に上に上がった
駿佑「やっぱりこっちの方が近くで見れる」
新吉「まぁ落ち着くよな」
駿佑「はい」
新吉「寒くないか？」
駿佑「大丈夫です」
新吉「駿佑は怖くなかったのか？親が殺された時」
駿佑「あの時…暗い場所に入れられて暴力に怯えてたから…」
新吉「そっか…」
駿佑「新吉さんにも感謝してもしきれません」
新吉「俺なんか…大した事してやれてないよ」
駿佑「そんな事ないです…新吉さんはゆっくり僕に歩み寄ってくれましたし…」
新吉「ありがとう」
駿佑「そろそろ寝ましょうか…」
新吉「おう」
こうやって本音で話し合う時間はあまりなかったから
よかったな
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作者名：シオリ
| 作成日時：2022年11月27日 16時
