闇夜の中で輝く光 (ページ30)

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大吾side

夜中

何かの気配を感じて起きる

大吾「…あれ？」

おらんのか？

半兵衛「こっちだ」

大吾「うおっ…」

上にいた

こいつは半兵衛やな

大吾「ちょうどよかった…話があるねん」

半兵衛「なんだ？」

大吾「駿佑くん…気づき始めてる…あんたらが離れようとしてること」

半兵衛「本当か？」

大吾「駿佑くんは相当勘がいい…多分…1番最初に信頼できるって思った人が…半兵衛達やから…」

半兵衛「…」

大吾「俺と流星も…一番最初に助けてくれた…お丸さん達には感謝してもしきれへんし…ずっと大事にしたいって思う…」

俺と流星も

ある程度駿佑くんの気持ちわかるから

大吾「駿佑くんが半兵衛達を大事にしたいって思うのと同じやわ…」

半兵衛「…俺たちと一緒にいたら…駿佑は同じ道を歩かせてしまう…駿佑には…お前たちのような道に進んでもらいたい…」

駿佑くんの黒影組と離れたくないって気持ちもわかる

でも半兵衛達の駿佑くんを思う気持ちもわかる

難しいな

いつの間にか半兵衛はおらんくて

流星「駿佑くんってすごいな」

大吾「流星、起きてたん？」

流星「うん、話し声が聞こえて」

大吾「そっか」

流星「あんな有名な悪党やった黒影組をここまで変えるんやから」

大吾「難しいな」

流星「そうやね」

駿佑くんが俺に聞いたことが

頭から離れへんかった