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以蔵side
以蔵「今日は何をした？」
毎回その日にあったことを駿佑に確認するようにしてる
駿佑「えっとねー…きんさん、ぎんさんのいえ」
金さん、銀さん…
大蔵金之助、銀之助の事か…
駿「かずくんとけんとがぼくとなかよくしてくれて」
弟がいるって聞いた事があるな
駿佑「またおんなのこにまちがわれた」
ムスッとした顔になってる
可愛い
駿佑「ぼく…おとこのこやのに」
以蔵「まぁ女みたいな顔してるもんな」
駿佑「いぞーまで」
余計に怒らせてしまったらしい
以蔵「久しぶりに…行くか？」
駿佑「いく！」
また屋根の上に連れて行った
駿佑「おつきさま！まんまる！」
以蔵「今日は満月か…」
駿佑「？」
以蔵「何でもない…」
駿佑「へーんなの」
以蔵「駿佑…」
駿佑「ん？」
以蔵「これをやる」
駿佑「なにこれ…」
以蔵「髪留めだよ…お前の髪…結構長いからな…まぁちょっと可愛い絵もあるが…」
駿佑「わぁ、なんかこのへんすずしい…あ、そういえばはんべーからもらった…」
そう言ってかんざしを出した
以蔵「つけてやるよ」
つけてやったのはいいが
以蔵「これは…間違えられてもおかしくないな」
駿佑「えー！ひどーい！」
以蔵「悪い悪い」
駿佑「むー…」
ナデナデ
以蔵「本当に…いろんな顔をするようになったな」
駿佑「え？」
以蔵「初めて会った時より…ずっといい顔だ」
楽しそうにしてくれていてよかった
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作者名：シオリ
| 作成日時：2022年11月5日 7時
