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和也side
こんなに美味しくて
あったかい料理食べたん
いつぶりやろう…
忠「どうしたん？」
和「あ…ごめ…なさ…」
気づけば涙が出てて
止まらんかった
和「本当に美味しくて…」
ポン
和「え…」
忠「辛かったんやろ…？」
優しく頭を叩かれて
どんどん涙が出てきた
忠「無理せんでいい、もうこれからは我慢せんでいいからな」
和「…はい…」
そのまま俺は
家に入れなくなって
生活のためにいっぱい万引きしたり
盗みをしてたことを話した
忠「辛かったな」
和「はい…」
忠「そういや名前言ってへんかったな、俺は大倉忠義…お前は？」
和「大橋和也って言います…」
忠「今日からここに住む？」
和「え？」
忠「行くとこないんやろ？狭いけど」
和「でも…」
忠「言うたやろ？我慢せんでいいって」
和「ありがとうございます…」
忠「敬語ちゃうくていいよ、和也」
和「おん」
忠「まぁ…俺のことは好きに呼んでくれてええよ」
和「じゃあタツくんで…」
忠「ん」
タツくんは笑った
忠「さて…まずは和也の服買わんとなぁ…あとは…学校やけど…」
和「…」
忠「ここの近くの学校に行く？」
和「怖い…」
忠「なんかあったら俺に言い、俺が和也を守るから」
和「わかった…」
忠「とりあえずベッド使いな？」
和「タツくんは？」
忠「ん？ソファにでも寝るわ」
和「いかんで…」
忠「え？」
和「一緒がいい…」
忠「わかった…」
タツくんは一緒に寝てくれた
久しぶりに
めっちゃあったかかった
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作者名：シオリ
| 作成日時：2020年10月31日 8時
