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智side
智「えー…皆さま…今日はお忙しい中お集まりいただき…ありがとうございます」
翔「えー…本日はお伝えしたいことがあり…お集まりいただきました」
いよいよだ…
俺らの過去を…
話すときが
智「僕たちは子供の頃…にじいろという施設にいました」
どよめきが起こった
智「僕たちはそれぞれ事情があって施設にいたんです」
「取材で家族の話もされてましたよね？」
「嘘だったんですか⁉」
翔「はい、そうです」
智「僕は…親から必要とされずに…暴力を受けて…その後…施設に預けられました…最初の施設は…子供を無理やり働かせるような…酷いところでした」
声が…
震えてる…
参ったな…
踏み出せたと思ったのに…
智「最初は…人は皆同じだって…そう思ってたんですけど…1人の子が…そんな俺を人を信じられるように…救ってくれました」
翔「僕の親は…すごく厳しい親でした…僕は…親の気持ちに答えることができず、捨てられた…そう思ってました」
次は翔ちゃんが話してる
翔「僕は…親に捨てられたという事実を認めたくなくて…必死になって勉強してました…熱があっても…」
翔ちゃんも辛そうだ
翔「にじいろで…初めて…体のことを考えて怒ってくれる人がいました…そこから…自分の好きに生きることを教えてくれました」
雅「次は…僕ですね…僕は…義父から虐待を受けました…辛くて…苦しくて…そんな毎日が続いてました」
雅紀は苦しそうに話す
雅「幸い近所の人が通報してくれて…俺は施設に入ったんですけど…声が出なくなりました…喋りたくても喋れない…そんな毎日でした」
雅紀は
本当に辛い思いをいっぱいしてる
言うだけでも
かなり辛いと思う
雅「本当に周りが怖かったです…ただ…真っ正面から向き合ってくれる人がいたおかげで…周りを信じることができました」
色々
自分のことを話してた
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作者名：シオリ
| 作成日時：2019年5月12日 7時
