All is well～出会い編～ (ページ34)

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智side

なんだろう…

俺居場所ねーじゃん…

そう思って病室から出てた

忠「待ってや！」

智「え？」

なんで

智「なんのつもりだよ…」

忠「僕は…勝手に助けただけやから」

智「…俺の心に踏み込んでくるんじゃねーよ！」

忠「大野くんはなんで1人で抱えようとしてるん？」

智「お前は…親からも兄弟からも叩かれる経験したことあるか？」

忠「え…ないけど…」

智「バカみたいだったよ…どうしようもない奴らに心開こうとしてた俺が…」

忠「…」

いつの間にか他の部屋の奴らもきてた

智「いいよ…話してやるよ」

ーーー
俺は家族の中で

俺は父親の不倫から生まれた子だった

当然嫌われてて

姉「ねぇこれやっといて」

智「あ、うん」

俺はなんとか嫌われないように

家族の言うことを聞いてた

智「あの…」

母「何…」

智「いや…お腹すきました…」

母「これでも食べてなさい」

そう渡されたのはパン１つ

母「何？文句ある？」

ペシッ！ペシッ！

智「う…！」

俺は毎日のように叩かれた

弟「おい…」

ゴッ！

弟にはストレス解消相手にされてたし

だんだん

考えることが嫌になって

自分で家族に言われた暴言とか暴行の録音して

警察に通報した

まぁ父親は立場が上の人だから

処分も特に何もなかった

人なんか信用しない方が楽

そう思った