自分の居場所6

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大倉side


とりあえずマルに電話をしてみた


そしたら繋がって


声を聞いてみたら


元気ない


会ってみたら


施設にいた頃と違って


暗い顔をしてた


丸「なんかさぁ、人間関係って難しいな」


大「マル…」


丸「俺さ…仕事場の人に…これだから親のいない奴は…とか、高卒の奴はって言われるねん」


辛いねんな


丸「あー…仕事もう嫌や」


大「なぁ、これ…」


手首のあたりにあるリストバンドが気になった


丸「あ…これは…」


大「…」


丸「…まぁ…大倉が思ってる通りやと思う…」


そうなんやな


大「また連絡していい？」


丸「おん…」


大「じゃあ」


また他の人にも会いに行こう


伊「んー、皆に会いたいの？」


大「そうそう」


伊「俺…大ちゃんと会う約束してんだ、大倉くんも来る？」


大「おん」


有岡くんと会う日


有「なんで大倉くんが？」


大「久しぶり」


有「まぁいいけど」


伊「最近仕事は？」


有「えっと…言いにくいんだけど…仕事…やめたんだ…」


大「そうなん？」


有「うまく人と仲良くできなくて」


大「大変やねんな…」


有「うん…」


悩んでるんやなぁ


他の人も


会ってみな


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