自分の居場所4

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大倉side


恒例の施設抜け出してお散歩


やって夜とかあんまり外出できひんって


退屈やもん


出かけてたら


初めて見る男の子


なんか疲れてる


施設の人に見つかってもうて


怒られた


まぁ聞き流したけど


大「なぁ、名前は？」


中「中島裕翔」


大「俺、大倉忠義」


「はぁ」


施設の人に呆れられた


大「なぁ、なんでこんな夜中にあそこにいたん？」


中「人のこと言えないような」


大「俺は暇つぶし」


中「何それ」


大「自由が1番やもん」


中「…」


大「あ、ごめん…困らせてもうた？」


中「いや…」


大「じゃあ何？」


中「なんか…楽しそうだから」


大「おん、俺は今楽しいで？」


中「羨ましいな…」


大「なんでなん？」


中「え？」


大「教えてや」


中「俺…親に必要とされてないんだ」


大「え？」


どう言うことやろ…


とにかく聞いてみな


なんとなく


ほっといたら


壊れてしまいそうって


ほっといたらあかんって


そう思った


やっぱ助けたいやん

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