自分の居場所3

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有岡side


俺は親から虐待を受けてた


どれだけ抵抗しても


叩かれた


怖い…


大人が…


人も怖い


パニックになってたら


1人の人がそっと抱きしめてくれた


なんか安心できた



ある日


丸「あのー…」


誰だっけ…


丸山隆平…くん


大倉くんと仲がいい


丸「えっと…その…」


何が言いたいんだろう…


丸「隣に座っていい？」


有「…」


丸「大倉ってさぁ…不思議やんな」


有「え？」


丸「どれだけ避けても…自分の心に入ってくる」


笑顔で言う


丸「でも…そのおかげで…俺今楽しいねん」


有「そうなの？」


丸「俺も…昔は有岡くんと同じように…周りの人が怖かったな…けどな？たっちょんが救ってくれた」


有「そうなんだ」


丸「俺…有岡くんと仲良くなりたい」


有「どうして？」


丸「え？そりゃあ…似てるからかな」


有「何それ」


よくわかんない


丸「少しでも心が開ける人がいたら…それだけで救われるもんやで」


そうなのかな


大「あれ、マルちゃん来てたんや」


丸「おん、仲良くなりたくて」


大「そっか、マル、優しいやつやろ？」


そう聞かれて頷くと


丸「ほんま⁉嬉しいー！」


大「声でかいわ」


丸「ごめん」


大「まぁいいけどさ」


仲良いな


なんだか羨ましい


俺も仲良くなりたい


大「どうしたん？」


有「え、いや」


丸「わがままになってもいいんやで？」


有「うん…」


なんかそう言ってくれるのは


嬉しい

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