過ぎ去った過去 (ページ35)

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丸山side

施設にいた時

皆でいるときはそんなことなかったけど

たっちょんが1人でいるときは震えて

何かに怯えてる

隆「たっちょん、何か悩んでる？」

忠「え？」

隆「何か悩んでるから」

忠「なにもないよ…」

そう笑った

ただその顔は無理してるように感じた

しばらくして

忠「まるちゃ…まるちゃ…助けて」

泣きながら言うたっちょん

その体にはアザがたくさんある

忠「ここの先生に叩かれる…もう耐えられはん…」

隆「たっちょん、よう1人で耐えたなぁ」

俺はたっちょんの頭を撫でる

隆「絶対助けるから」

忠「ん…」

とりあえずどうしたらええんやろ…

そう悩ませてたら

智「マル…」

隆「お…大ちゃん…」

隣には横山くんもおった

裕「マル、今の話、詳しく聞かせろや」

隆「わかった…」

俺はたっちょんの話を話した

これが多分

あかんかったんやと思う

亮「俺、タツの泣き声聞こえて来たことある」

翔「俺もだよ」

潤「あのさ…ここってさ…閉ざされてる部屋があるんだって…もしかしたらそこで…」

話をして

潤くんの言ってた所に行ってみたら

忠「やめ…痛いよ…！」

叩かれてる音と

タツの泣き声

裕「これは早くなんとかせんと」

亮「タツの命も危ないで…」

それで俺らは決行した

タツを虐待してた人たちを刺して

施設に火をつけた