過ぎ去った過去 (ページ28)

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大毅side

なんとなく

危険を感じた

あの人たち

絶対過去を思い出させようとしてる

忠「んー…頭痛い…」

大毅「無理せんといてな？」

忠「ちょっと座る…」

警察の人たちより

思い出す事を拒んでる

それは多分

あの日のことと関係してるから

忠「うう…あー…」

大毅「しんどい？大丈夫？」

和「遊びに来たよー…ってどうした⁉」

大毅「ちょっと色々あって」

和「とりあえず…部屋に行こう」

ほんまに辛そうやわ

和「なんでこんなに辛そうなの？」

大毅「わかりません…こんなこと初めてで」

和「思い出す事を拒んでる…」

大毅「そうかもしれませんね…」

兄ちゃんは眠った

和「なにかあった？」

大毅「実は…丸山さんが…友達だと言って…昔兄ちゃんが施設で一緒にいた…」

和「大野さんたち？」

大毅「はい、そうなんです」

悩んでるみたいや

和「そういえば…あの日のこと調べてみたんだけど…亡くなってた職員の遺体には刺された跡があったんだ」

大毅「じゃあやっぱり」

和「もしかしたら思い出したら…タツの心は壊れちゃうかもしれないな」

大毅「そうですね」

やっぱり

思い出したいって言っても

俺はあんまり

思い出して欲しくないな