過ぎ去った過去 (ページ26)

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二宮side

俺たちのいた施設で

そんなことが起こってるなんて

知らなかった

忠「じゃあ…俺はなんで…」

大毅「伯母さんとその園長は確かに仲よかった…やけどその園長の姿は偽りでしかなかったんです」

章「そもそもさ、その伯母さんはどんな人やったん？」

大毅「なんでもできて優しくて…おかんも言ってたけど…すごく皆からの憧れの的でした…」

す「やから嫉妬か…」

大毅「そういうことになりますかね…」

信「火事の原因まではわからん？」

大毅「あー…そうですね…ですけど…俺は…この前店に来た人が関与してるって…そう思ってます」

忠「マル？」

大毅「俺が話せることはここまでです」

ショックだな…これは…

和「探さないと…皆を」

忠「なぁ…じゃあ…俺はなんでここの家に来たん？」

大毅「火事の時…火の中から兄ちゃんを助けたのはおとんやねん」

忠「そうなんや…」

大毅「伯母さんは病気に勝てへんくて…そのまま亡くなってもうたし、伯父さんは兄ちゃんを助けようとして…」

忠「そっか…」

和「大丈夫？」

忠「おん…俺のオトンとオカンは…俺を捨てたわけちゃうかってんな…」

そう安心した顔をしてた

和「よかったな」

忠「おん…」

まぁ色々と捜査しないとな

忠「あの…信ちゃん…？」

信「え？タツ？」

雅「え、ねぇねぇ、俺のことは？」

忠「ちょ、ちかいちかい…」

ベシッ！

信「ビビってるやんけ！」

忠「相変わらずやね、まーくん」

雅「タツー！思い出してくれたんだー！」

忠「うー…」

す「離れろや」

忠「ありがと…すばるくん」

す「お前…俺のことも…」

忠「おん、思い出した」

す「ありがとうな」

章「なぁ、タツ、何か思い出したら俺らに言ってくれる？」

忠「おん」

俺らは話してる