過ぎ去った過去 (ページ22)

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大倉side

俺はアルバムを見返す

忠「全然思い出せへんな…」

照史「なんですか？それ」

忠「俺が施設にいた時の写真を借りてん」

大毅「可愛いよなぁ」

忠「お前からかうな」

見てても思い出せへんな

忠「うーん…」

大毅「ほら、焦りは禁物」

忠「はーい」

怒られてもうたわ

村上side

信「おいお前ら、子供達が見つかったぞ」

す「そうなん？」

信「今からいくで」

俺らは子供達にいる所に行くと

信「あれ…？」

めっちゃ普通に暮らしてるわ

びっくりするぐらい

章「なぁ君、どうしてここにおるん？」

「お父さんからお兄ちゃんが助けてくれた」

章「なるほど」

ここは普通の施設なんやな

信「あの…話聞いてもいいですか？」

それで話聞いてみたら

ベルだけ鳴らされたら

子供だけいたらしい

要するに

この人らは何も知らん

信「この辺に防犯カメラとかあります？」

「あ、ありますよ」

それで見せてもらったら

信「ヨコ…」

和「大野さん…」

章「やっぱり」

嫌な予感が

当たってたみたいやわ

章「今日…やってるかなぁ」

和「行ってみる？」

こそこそ話してる

信「タツのところか？」

章「おん」

今日は全員で行くことに

忠「元気ないな…どうしたん？」

和「色々とショックなこと知っちゃってさぁ～」

ジーっと俺とすばるを見つめてる

あと写真

忠「あ、写真に写ってた」

なんのこっちゃ