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山田side
皆緊張してる
団「私が話しているのはあくまでも我が探偵学園のスタッフが可能な限り収集した情報を元に再現した事実なのだ、この情報とこれから見てもらう現場の状況を元に最終試験突破に向けて事件の真相と密室の謎を解明してもらいたい、いいね」
究「はい！」
頑張らないとね
団「さて…この屋上に建てられた木造倉庫が問題の『二重密室』となった場所だ事前に配った図表を出して欲しい」
俺たちは図面を見た
なんか変な荷物の置き方
団「倉庫の内部は見ての通りだ中の状態も可能な限り当時の状態を再現してあるそしてこのドアのカギは事件当時しっかりとかけられていた」
団先生はカギを出した
団「これがそのカギ今朝真木先生がわざわざ学園まで行って取りに行ったコピーだここの管理室にあったマザーキーはあいにくどこかにやってしまってね」
山「団先生！」
団「何だね？天草くん」
山「この倉庫で密室殺人が起きたという事でしたが…犯人と同じカギを作って密室に見せかけたという可能性はないのですか？」
俺は質問してみた
団「もっともな質問だしかしここは当時武器庫だったようでねこのカギは捕虜たちによる武器の盗難が起こらないように腕のいい軍の職人が作った精巧なものだ」
確かに特殊な形だな
団「なにしろ我が探偵学園の優秀な科学捜査班がこのコピーを作るのに何日もかかったぐらいだ、当時のイギリス人捕虜達がカギをコピーする事は不可能だっただろう」
山「そうですか」
団「さて、倉庫の中に入るとしよう」
俺たちは倉庫の中に入る事に
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作者名：シオリ
| 作成日時：2016年10月21日 7時
