evil woman49★ ページ7
黄瀬「おい、なんでスミレ戻らせたんだよ」
黄瀬君が近づいてくる。
『…もう練習終わりだから』
私は後ずさりして離れようとする。
それでも近づいてくる黄瀬君の前に、バスケ部員の数人が立ちはだかった。
黄瀬「……なんだよお前ら、庇うのか?そいつを」
黒谷「お前こそいい加減にしろよ。いつまで白咲の味方でいるつもりだよ」
黄瀬「あ?お前らこそ何騙されてんだよ。そんな女に。演技なの見え見えじゃねぇか」
土屋「その言葉、そっくりそのままお返しするよ」
『……もういいよ。黄瀬君は私が信じられないんだから。今まで一緒に過ごしてきたマネージャーより、新しく入ってきた可愛いマネージャーを信じるっていうんだからさ。私、そんなに信用されてなかったんだね……』
私は、悲しそうな顔をして笑う。
颯「…大丈夫、俺らは信じてるから」
『…うん、ありがとう』
黄瀬「ハッ、ちやほやされんのも今のうちだけだぜ。全校生徒に言ってやるよ、黒咲Aは人をいじめる最低オンナだってなぁ。そしたらお前の居場所はねぇよ!」
黄瀬君は乱暴にドアを閉めて体育館を出て行った。
____________あはっ
バッカだなぁ。
『……逆だよ』
私の立場分かってる?
生徒会長だよ?
生徒会長相手に喧嘩売って、そんなこと言って。
身を以て実感するだろうね。
校舎に戻った途端、痛いくらいに"それ"が分かる。
「ほら、あいつだよあいつ。生徒会長いじめたっていう」
「うわー…ないわ…」
「もうあいつに関わんのやめよーぜ」
「俺あいつのメルアド消すわ」
「スミレちゃん可愛いと思ってたのにさ」
「ほんと、まさかあんな性悪女だったとはな」
「幻滅」
黄瀬「は……?」
居場所が無くなるのは
あなた達の方よ_________
黄瀬君に、白咲スミレさん___?
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三日月詩織(プロフ) - Skyさん» 最後まで読んでくださりありがとうございました!嬉しいです! (2017年10月29日 17時) (レス) id: bfb4b553ee (このIDを非表示/違反報告)
三日月詩織(プロフ) - 初音さん» あきなし さえらです!すみません、ルビふりしておけばよかったですね笑 (2017年10月29日 17時) (レス) id: bfb4b553ee (このIDを非表示/違反報告)
初音 - 春夏冬 冴羅 って何て読むんですか?! 気になっちゃって…(笑) (2017年10月28日 11時) (レス) id: c5530373f4 (このIDを非表示/違反報告)
Sky(プロフ) - 完結おめでとうございます。最後まで楽しく読ませていただきました…!お疲れ様でした! (2017年9月10日 18時) (レス) id: 801c0787d7 (このIDを非表示/違反報告)
三日月詩織(プロフ) - 姫羽さん» ありがとうございます!最後まで読んで下さって嬉しいです!そう言って頂けるとこちらとしてもこの作品を書いて良かったです!本当にありがとうございました! (2017年9月10日 14時) (レス) id: bfb4b553ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三日月詩織&ness x他1人 | 作者ホームページ:p://
作成日時:2017年6月4日 11時