27.古詩 ページ30
伏見視点
Aくんが心配なので、
ちょっと早めに用事を切り上げて帰ってきた。
無事だろうか。
あの変なコスプレイヤーと顔を合わせていなければいいのだが。
鍵を開けて、
横開きの扉に手をかけ、力を入れる。
伏「ただいま〜！
Aくん、大丈夫かーーッて、お？」
自分の入れた力の反動で、体が傾いだ。
腰元のファーチャームがふわっと揺れる。
扉が、開かない。
不審な人間の話をしたから２つ目の鍵も閉めたのか。
Aくん、しっかりした子に育ったなぁ。
我が家の玄関扉は古いが、
一応鍵が２つ付いた堅固な構造になっている。
Aくんがこの家にやってきたときに、追加した。
気を取り直してもう１つの方の鍵も開け、
今度こそ力いっぱい扉を横にスライドさせた。
ミシミシバキッ！と危なげな音をたてたが、
まぁ気にしないでおこう。
…ーーッ！？！？
靴を脱いで上がりかまちに足をのせ、痛みに飛び退いてしまう。
なんか踏んだ…。。。
涙目になりながら、
足をあげてみれば、小さな鈴が２つ。
なに踏んでやがる、とでも言いたげにちりんと音を鳴らされた。
痛い。
なんでこんなところに鈴が。
鈴をひろい、再度気を取り直して居間へと向かう。
伏「ただいまぁ…って、お…？」
目を疑う。
伏「何、やってるんすか？？」
困惑と、驚きで頭がいっぱいだ。
『あ、おかえりガクさん！助けて！！』
✌「いやあの、チョ、違…」
仰向けに転がったAくん。
その上に、
縄で縛られた不審者がのしかかっている。
どこぞの古の歌のお姉さんが湧きそうな、
見事な、押し倒しの構図である。
『この人が急に襲い掛かってきて…ｗ』
✌「その言い方は語弊あるよねぇ！？」
剣「こんにちはー。また来ちゃいました。…あれ？」
オレの後ろから、ひょこりととやさんが顔をのぞかせる。
一瞬で眉間に皺がよった。
剣「……は？」
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まつくぐり(プロフ) - hikaさん» コメントありがとうございます。応援を糧に、無理せず更新頑張ります！ (2023年4月10日 17時) (
レス) id: de127923cd (このIDを非表示/違反報告)
hika(プロフ) - コメント失礼します…!!私は1番か、2番がいいです！けどやっぱり大事なのは主様なので、無理はしないで下さいね!!これからも頑張って下さい✨ (2023年4月10日 13時) (レス) @page38 id: 41773f4ad4 (このIDを非表示/違反報告)
まつくぐり(プロフ) - ものさん» コメントありがとうございます！ (2023年4月9日 22時) (レス) id: 2357e3fc93 (このIDを非表示/違反報告)
まつくぐり(プロフ) - 寝る子は育たなかった（ねるか）さん» 素敵なコメントありがとうございます。更新頑張ります！ (2023年4月9日 22時) (レス) id: 2357e3fc93 (このIDを非表示/違反報告)
まつくぐり(プロフ) - 美也さん» コメントありがとうございます！お言葉とお気遣い、本当に嬉しいです。更新頑張ります。 (2023年4月9日 22時) (レス) id: 2357e3fc93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつくぐり | 作成日時：2023年1月19日 21時
