読み切り、横尾さん

誕生日3ーもしもみっくんと付き合っていたらー ページ48

帰ろう

素直にそう思った。
横尾さんの幸せ祈るのも彼氏の仕事。

きっと俺が仕事だから他の友達と約束したんだ。

俺のこと気遣ってくれたんだ。

そう思うようにした。

けど、やっぱり悔しくて、。一端ソファーに座ってしまったから立ち上がるのもしんどい。

その時玄関を開ける音が聞こえた。

しまった。こんなに早く帰ってくるなんて。

どうしよう。。

あ、靴おきっぱなし。。絶対俺ってバレてる。。


こうなったら素直に謝ろう。。

追い返されよう。


俺は覚悟を決めた。


「みっくん、おかえりー」

リビングのドアを開けながら嬉しそうな横尾さんに拍子抜けする。

「え？？」

「えってなに？」


「俺……帰れって言われると……」

「帰れって言うけどさ、」


やっぱり。。迷惑だよな


「横尾さん誕生日おめでとうって顔みて伝えたかったんだ」

「ありがとう」

って満面の笑みもらったし、もういいや。帰ろうって立ち上がって玄関に向かおうとする俺の腕を掴まれた。

「一緒にご飯たべよう？？」

「え？？」

思いがけない言葉に頭が全く働かない。


「みっくん、が来ると思って準備したんだよ。」

「横尾さん昨日来ちゃダメって………」


「うん、いった。マネもいたしね。でもみっくんは絶対来てくれるって確信があったから」

「それにね、、、」


「うん？」

「誕生日にはやっぱり会いたいじゃん」

はにかんだ横尾さんが可愛すぎて思わず抱き寄せる。

「横尾さん愛してる。これからも変わらないよ。生まれてきてくれてありがとう」

「みっくんも来てくれてありがとう」

本当はこのままベッド二行きたいけどせっかくのご飯。


この後２人で食事して

しっかり横尾さんも頂きました。

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