読み切り、横尾さん

ありふれた日常（藤ヶ谷さんの片思い) ページ14

新春イベントの、暴露川柳で

玉に

「楽屋でも 横尾渉と いちゃつきすぎ」

って言われた俺。

正直

「なにが？」

って思っていた。

イベントでも「お店の入り方」「お店の出方」を披露してキャーキャー言われたっけ。


振り付けを教えにいったら目の前に君の団扇を持ったファンの子がいたからお願いして借りて「渉ドン」君に向けてしたのに、君はポールに壁どんしてて、ちょっと悲しかった。


DVDの中でもいつも普通に抱き合ったりしてるからそれが「変」って思ったことはなかった。

ウタゲの横フェス後の北山の顔ったら。

中居さんのお陰で
君から

「大好きですね」

って言って貰えて本気で嬉しくて、すごい笑顔になっていた。

「おい、藤ヶ谷」

楽屋に戻ったら北山に低い声で呼ばれた。

「あ、なに？」

「お前、テレビで横尾さんに抱きつきに行くとか。し、しかも大好きって言って貰えて、う、羨ましい………」

「だっていつも通りにやれって言われたし。」

「いや、だからって……」

「ミツ。言っても仕方ないよ」

って玉が。

「だって楽屋でもそうじゃん。２人が抱き合ったりイチャイチャしてるの」

「玉だってイチャイチャしてるじゃん、」

「いや、俺は……汗」

3人でガチャガチャ言い合ってたら君が帰ってきた。


「ワッター、今日最高だったよ！」

「え、本当？？」

「今度一緒にカラオケ行こう？」

「お、いいよ。じゃあ健永の為にライブ開いちゃいますか」

って上機嫌！いやいや、横フェスは俺だけのものだから。

「ダメ〜」

って思わず叫んでしまった。

「たいすけ？」

君はきょとん顔。

「いいじゃん、ガヤさんケチ！」

あ、ニカどさくさに紛れて君に抱きついたな (怒)

「そうだよ、ズルい」

健永までくっつきに。

「横尾さん、俺も行きたい！」

「じゃ、皆で行こう！」

盛り上がるメンバーの中１人テンション下がる俺。そんな俺の側にきて

「太輔、今日は本当にありがとう。今月沢山カラオケ付き合ってくれて……これからも側にいてくれる？」

「わた!♡」

きつく君を抱きしめる。

「あぁ、またやってる」

「まぁ〜日常ですからな〜」

「あれで付き合ってないんだから」

「付き合いだしたらどうなるんだろうね 笑」

パラレルストーリー:もしもみっくんと付き合っていたら4→←作者より

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