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遠回りして帰ろうと思ったけど、しょっぴーが来たからそれはまた今度になりそう
僕は歩きを若干緩めて、隣で腕時計をチラリと気にするしょっぴーに質問した
ru「お仕事平気なの？本当はこっち方面の外回りじゃないとか？」
nb「おまっ！？なんで知ってんだよ！！」
(あ、マジだったんだ)
半分冗談のつもりで言ったんだけど、どうやら図星だったみたい
しょっぴーって僕よりずっと大人でちゃんと社会人やってますって感じなのに、たまに僕より子供っぽいとこあったりするんだよね‥‥
ru「しょっぴー分かりやすね！」
そう言ってからかったらしょっぴーは顔を赤くしてほっぺを膨らませた
しょっぴーはダテさんとはまた違う可愛さがあるね
10個も年上だって事忘れちゃうぐらい、つい構いたくなる反応するんだもん
ru「本当にいいの？わざわざ嘘ついてまで会いに来たんじゃないの？」
ハッパかけてるつもりはないんだけど、やっぱどうしてもそんな言い回しになってしまう
しょっぴー、だからなの‥‥かな‥‥
nb「いいんだよ。今は時間かけて、ゆっくり取り戻そうって決めたんだよ」
意味深なしょっぴーの発言に首を傾げた
nb「なんか、納得いかないって顔だな」
しょっぴー特有の『ふはっ！』って笑い声をあげた後、上目遣いで聞いてきた
ru「あー‥‥うん、まぁ‥‥」
僕がしょっぴーとダテさんの事気づいてるって知らないしょっぴーになんて説明したら良いのか分からなくて
しょっぴーから顔を逸らして言葉を濁した
nb「お前さ、涼太の事好きだろ？」
ドクンて心臓が大きく脈打った
しょっぴーには絶対気づかれて無いって思ってたから、まさかの発言に動揺してしまい返す言葉が見つからなかった
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作者名：shiro | 作成日時：2022年4月29日 18時
