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昼食をとっている間、僕とダテさん、めめとふっかさんの4人で他愛も無い会話をした
僕とダテさんが食事を食べ終わる頃にはふっかさんは仕事に戻るからと、めめの食事代まで出してくれた
こういう所、ふっかさんらしいしスマートでカッコいいんだよね
普段は年下に弄られまくってるのにさ
めめもふっかさんが帰るタイミングで自分も帰ると言い出して2人で帰って行った
そして、いつものように2人だけの時間が訪れた
夕方のオープンまでの間、特に何をする訳でもない
僕は食べ終わった食器を洗って、ダテさんはパソコンと睨めっこ
各々好き勝手に時間を過ごしたり、たまに2人でお喋りしたり、結構この時間が好きなんだよね…
今日のダテさんは新メニューを考えてるみたいで、いくつもレシピを打ち込む作業をしてる
そんな時のダテさんはブルーライトカットの黒縁メガネをかける。ふっかさんが愛用してるメガネに似たデザインのやつ
普段かけないメガネをかけたダテさんの横顔が好きで、僕は気づかれないように、いつもこっそりと見てるんだ
だから今日も、ダテさんの仕事の邪魔をしないように少し離れた席に座って、学校で出された課題を開いた
離れた席でもちゃんとダテさんが視界に入る場所を選んではいるけどね
無言でキーボードを叩くダテさんの横顔を眺めながら考えた
僕の、ただの思い過ごしならいいのに…
だけど、きっとそうじゃない
ダテさんは、しょっぴーの事を…
そしてしょっぴーもまたダテさんの事を、たぶん…
ru「はぁ…」
ダテさんには聞こえない音量で溜息をついた
嫌な感情がぐるぐると僕の中を巡っているのが分かる
考えれば考える程にドツボにハマってる気がして、1問も解けない課題の問題集を閉じると、そのままテーブルに突っ伏した
ru「どうしたら僕の事見てくれるのかな…」
真剣なダテさんの横顔に、僕は聞こえないように呟いた
『相手の事考えて言わずにいるぐらいなら、玉砕覚悟で告白するほうが良い』
なんて偉そうな事言ったけど、やっぱ玉砕は辛いよね
せめて僕の事でいっぱい悩んでくれるぐらい、
僕の事意識してくれたらいいのに…
きっと今の感じじゃ、僕の事なんて年の離れた弟ぐらいにしか思って無いんだろうな…
僕がこの想いを伝えたら、貴方はどんな顔をするのかな…
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作者名：shiro | 作成日時：2022年1月9日 1時
