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mm「あ…、どうも…」
俺の姿を見つけるとぶっきらぼうに会釈をするめめ
俺の事、まだ勘違いしてんのか？
めめはひとつ席を空けて俺の隣へ座った
(気まずいな…)
mm「あの、名前伺っても…？」
体ごとこちらに向けて、めめが突然声をかけてくるもんだから、なんか俺まで組んでいた足を下ろして姿勢を正してめめと向き合った
nb「あ、渡辺です…」
何これ、お見合いかよ…
しかも高校生相手に敬語使うって…
何、動揺してんだろ俺
まぁ、目の前の彼は高校生とは思えない風貌に落ち着き払った雰囲気を纏ってるから
まだ学生だなんて言われたって信じ難いよな…
mm「下の名前は…？」
nb「えっ！？あ、しょ、翔太…です」
mm「あぁ、だから『しょっぴー』…」
彼の中で何かが結びついて納得したようだ
nb「渡辺さんは、康二くんとはどういった経緯で？」
さっきから高校生相手に話してる雰囲気じゃないんだよな…
まるで就活生の面接か接待にでも来ているかの様だ
nb「あ、こ、康二の先輩が俺の同級生で…」
mm「そうなんだ…」
ru「めめ…」
そこへコーヒーをトレイに乗せてラウールがやって来た
mm「あぁ…」
ru「今日は仕事じゃないんだね…」
mm「うん、時期的にもう少し先になるから、今はそんなに仕事無い」
ru「そ、そう…。次、秋冬の新作の撮影だっけ？」
mm「うん…」
(はっ！？秋冬？？まだ夏にもなってないだろ！)
理解し難い2人の会話に頭に浮かんでくるのはハテナマークばかり
ru「あの、ここでバイトしてる事黙っててごめんね？」
mm「いいよ別に。どうせ、この店が康二くんのお気に入りの店なんでしよ？
ワザと偶然装ってまた来るから、出没時間教えてよ？」
(うわっ！こいつ結構強かだな！)
こういう悪知恵は一体誰から学ぶんだろうな…
少々呆れながら2人の会話に耳を傾けていると
ru「定休日の日は大体17時台で夕飯も食べてく
仕事帰りは20時前後に来てラストまでいるかなぁ」
て、あっさりゲロりやがった…
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作者名：shiro | 作成日時：2022年1月9日 1時
