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dt「阿部、佐久間平気？」
そこへ様子を見に涼太がやって来た
sk「涼太ー！今日泊まって良い？」
ab「あ、コラ佐久間。駄目だって言ったばっかじゃん！」
上機嫌な佐久間を尻目に困惑した表情の涼太と阿部
dt「佐久間、明日朝早いって阿部から聞いてるけど？」
sk「およっ？そうだっけ？」
ab「そ、そうじゃん！佐久間明日は朝からアフレコ入れだって！」
sk「んー…そうだっけ」
酔っているせいか、ゆらゆらと左右に揺れながら少し考える佐久間
sk「阿部ちゃんが言うなら間違い無いね！じゃあ、今日は帰るぅー」
阿部と涼太の安堵した表情を見てこっそり笑った
その後はみんなの居るテーブル席に戻って、佐久間はそろそろ限界だと伝えると自然と流れはお開きの方向へと運んだ
fk「じゃあ、阿部は佐久間送ってくとして…
俺と康二でラウール送ってくか！」
ru「その前に、片付けましょ！」
パンっとひとつ手を鳴らしたラウール
こいつ本当に高校生なのか？
しっかりし過ぎてて、生活能力の無い俺がめちゃめちゃ恥ずかしく思えてしまう
言い出しっぺのラウールは率先しテーブルに広げられた空いた皿を重ね始め、それを見た康二も慌ててそれを手伝った
iw「ほらふっか」
面倒臭いと言わんばかりの顏をしているふっかには、照から台拭きを渡された
俺はというと、厨房の中で涼太と一緒に洗い物を担当した
ちなみに阿部と佐久間は先に帰った
店を出る瞬間まで佐久間は自分も残ると言って聞かなかった
そんな佐久間を抱えるように引きずって連れていった阿部ちゃんの姿はまるで保護者のよう…
否、献身的な彼氏か？
結局2人がどうなったのかって聞くの忘れたな…
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作者名：shiro | 作成日時：2021年9月16日 22時
