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宴もたけなわですが ページ35

nb「お前、最低だな」


みんなが揃って席に着いた所でふっかからのネタばらし


俺、思い出したよ


ふっかってそういう奴だった





dt「ごめんね、席狭いでしょ?」


そこへ涼太がいそいそと簡易テーブルを持ってきた

その姿にすぐに立ち上がったのはバイトのラウール


ru「舘さん、僕運ぶよ」


そう言って涼太からテーブルを受け取り、手際良く折りたたまれていたテーブルを広げセットすると


ふっかたちが座るテーブルの横に並ぶように設置した


見事に高さがピッタリ重なって、テーブルが広くなると

隙間なく並べられた料理の皿を右から左へと流す作業が始まった


この間、ラウールと涼太以外はただの見物人



なんかさ、この2人の流れるような息のあった動きに手を貸す隙がなくて



kj「なんや、ラウ手際がええなぁ!」


あっという間にセッティングが完了して、その手元をずっと眺めていた康二がラウールを褒めた


ラウールは照れくさそうに笑うだけだったけど


容姿に反して笑った顔が幼くて、でも仕事はキチンと熟す


真面目でいい子だと思った




dt「本当によく気が効くし
康二には良い子紹介してもらえて助かってるよ」


今度は予備の椅子を二脚抱えながら戻ってきたラウール

若いからかな、動きが俊敏だ


dt「ありがとうラウール
お腹減ったでしょ?みんなと食べてていいよ」


ru「舘さんは?」


dt「俺は洗い物片付けちゃうから…」


ru「僕も手伝います!」


dt「大丈夫、すぐ終わるから…」


微笑んだ涼太はそう言ってラウールの背中をポンと軽く叩くと、奥へと行ってしまった









なんなのさっきのやり取り…









なんか、傍から見たら新婚夫婦のイチャイチャを見させられてる気分だった







いや、俺が一方的に涼太への気持ちが残ってるから

そんな風に感じるのかな…






どちらにしろ、あのやり取りはなんか嫌だった


ラウールがバイトの日はいつもあんな感じなのかな






モヤモヤが晴れないままビールを一口流し込んだ

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作者名:shiro | 作成日時:2021年9月16日 22時

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