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dt「はい、これサービス」
涼太が出してくれたデザートは、同じ皿なのにのってるデザートは全く違っていた
sk「あ!この前のパンナコッタだ!あれ美味かったんだよねー!」
dt「佐久間のはココットに入ってるのが甘夏ジュレのパンナコッタで、横のがパイナップルとココナッツのジェラート。
で、翔太は抹茶のティラミスとバニラアイス」
デザートプレートの内容を説明してくれる涼太
俺の前に置かれた真っ白な皿に盛られた鮮やかな緑が爽やかだ
sk「およ?翔太はなんで抹茶?」
nb「佐久間食えねーじゃんお茶系」
そう返すと、ぽんと手叩いて納得する素振りを見せる佐久間
自分の事だろーが‥‥
相変わらず変なとこで抜けてる佐久間に呆れた
阿部ももの好きだよなーとか一瞬思ったけど、よく考えたら阿部も結構抜けてんだよな
(似た者同士だ‥‥)
nb「ぷっ‥‥」
想像したら思わず吹き出していた
dt「佐久間、それもあるけど翔太って結構抹茶系のスイーツ好きなんだよ。知ってた?」
なにそのドヤ顔。佐久間にマウントとってんのか涼太
sk「へー!知らなかった!!さすがゆり組!
俺もゆり組だったけど」
たしかに、佐久間は違う幼稚園のゆり組だったな
dt「まだまだ翔太の事なんもわかってねーな」
nb「だから、そのドヤ顔やめろって!」
sk「ゆり組ジャースティスッ!!」
ほら、佐久間の阿部化がどんどん進んでんじゃんか
(なんなんだよ、まったく)
2人のよく分からん絡みに相手するのを放棄して
俺は涼太が用意してくれた抹茶のティラミスを頬張った
鼻に抜ける茶葉の香りと後からやってくる抹茶の優しい苦味が絶妙で、俺は目を丸くして涼太の顔を見るなり叫んでた
nb「うわっ!!美味すぎ!!」
dt「あははっ!翔太のそのリアクションが見たかったんだよねぇ!」
眉毛も目尻もふにゃりと垂れて、涼太が本当に嬉しそうに言うから、俺も釣られて笑っていた
俺だって、その顔が見たくて店通ってんの
涼太だって気づいてんだろ?
fin
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shiro(プロフ) - K310Yさん» コメントありがとうございます!長いお話になってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました!また機会があれば、その時はまた読んで頂けると嬉しいです(˶◜ᵕ◝˶) (8月16日 18時) (レス) id: 5d4cecac28 (このIDを非表示/違反報告)
K310Y(プロフ) - 初めてコメントします。最後まで更新お疲れ様でした。mmkjもくっついてよかったです(^^)きゅんきゅんしました!またいつか、お話読める日を楽しみにしています。 (8月15日 1時) (レス) @page49 id: e0c4ebc675 (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - りこさん» お読みくださりありがとうございました!更新楽しみにしてくださって、作者冥利に付きます(* 'ᵕ' )次回からは番外編としてまた書かせていただきますので、引き続きよろしくお願いします! (7月22日 20時) (レス) id: 5d4cecac28 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 本編の完結おめでとうございます!更新楽しみにしていた作品でしたので少し寂しくなりますが、番外編も楽しみにしています(*´`) ひとまずお疲れさまでした! (7月22日 5時) (レス) @page37 id: 23eff30f20 (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - まなさん» ここまで読んでくださりありがとうございます!はい、そのセリフは個人的に起用したかったセリフでして、まさにあの動画から抜粋したものです笑また違った角度から番外編がスタートしますので、引き続きよろしくお願いします(^_^) (7月20日 22時) (レス) id: 5d4cecac28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:shiro | 作成日時:2023年1月15日 0時