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リビングに通され、キッチンのカウンターに荷物を置いた
相変わらず物の無い部屋だ
高校生の頃はよくお互いの家を行き来していたから、翔太がどんな部屋で生活してるのかは把握してた
ただ、実家暮らしだった頃しか知らない俺は、完全に翔太の色に染まった空間て初めてで
恥ずかしい話、みっともないほど緊張していた
dt「翔太、キッチン借りてもいい？」
nb「へっ！？あ、うん。どうぞ‥‥」
翔太もどこか落ち着きがない
dt「翔太は寝てて、適当にやってるから。」
そう言って翔太の肩に手を置くと、翔太が大きく肩を上下させた
(まいったな‥‥)
こんなにも分かりやすく意識されちゃうと、俺まで意識してしまう
dt「出来たら呼ぶよ‥‥」
敢えて素っ気なく、目は合わせないでキッチンへと向かった。こうでもしなきゃ俺まで翔太の熱に浮かされて、歯止めが効かなくなってしまうから
nb「うん‥‥」
翔太は素直に寝室へとはいって行った
(さてと‥‥)
出来るだけ物音を立てず、調理を始めた
翔太って料理するイメージがないから、調理道具が一体どれだけ揃ってるのか心配だったけど
システムキッチンの引き出しを開ければ、一通り揃っててホッとした
片手の小鍋とまな板、包丁を出す
食パンのミミを落として1口大にカットして小鍋に入れて牛乳を注ぐ。牛乳を吹かさないギリギリの温度でじっくりと煮込んだ
最後にバターとハチミツを少し落として、少し温めたら器に盛った
不意に時間が気になってスマホを覗いた
21時を少しまわっていた。あれから寝室のほうからは物音ひとつしないから、たぶん翔太は寝てしまったんだろう
出来たら呼ぶと言った手前、声を掛けないわけにはいかない
あんまりぐっずり寝ていたら、そのまま起こさず帰ろう
そう思い立ってそっと寝室のドアをあけて中を覗き込んだ
ベッド脇の間接照明がひとつだけ点いた状態の薄明かりの中で、翔太は首までしっかり布団を被ったまま静かに寝息をたてていた
そんな翔太の姿を見てしまったら、起こす気になんてなれなくて、ゆっくりとベッドのほうへ近づき、膝をついて翔太の寝顔を近くで見つめた
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shiro(プロフ) - K310Yさん» コメントありがとうございます！長いお話になってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました！また機会があれば、その時はまた読んで頂けると嬉しいです(˶◜ᵕ◝˶) (8月16日 18時) (
レス) id: 5d4cecac28 (このIDを非表示/違反報告)
K310Y(プロフ) - 初めてコメントします。最後まで更新お疲れ様でした。mmkjもくっついてよかったです(^^)きゅんきゅんしました！またいつか、お話読める日を楽しみにしています。 (8月15日 1時) (レス) @page49 id: e0c4ebc675 (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - りこさん» お読みくださりありがとうございました！更新楽しみにしてくださって、作者冥利に付きます(* 'ᵕ' )次回からは番外編としてまた書かせていただきますので、引き続きよろしくお願いします！ (7月22日 20時) (レス) id: 5d4cecac28 (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - 本編の完結おめでとうございます！更新楽しみにしていた作品でしたので少し寂しくなりますが、番外編も楽しみにしています(*´`) ひとまずお疲れさまでした！ (7月22日 5時) (レス) @page37 id: 23eff30f20 (このIDを非表示/違反報告)
shiro(プロフ) - まなさん» ここまで読んでくださりありがとうございます！はい、そのセリフは個人的に起用したかったセリフでして、まさにあの動画から抜粋したものです笑また違った角度から番外編がスタートしますので、引き続きよろしくお願いします(^_^) (7月20日 22時) (レス) id: 5d4cecac28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：shiro | 作成日時：2023年1月15日 0時
