あふれる ページ5
翔サイド
智くんは、俺の気持ちなんて気づいてないんだって思った。
相葉ちゃんとどうなの？って聞かれて
今日智くんに告白するつもりだった俺は、なんだか泣きそうになって
帰ろうって思った。
それがいきなり景色がぐるっと反転して
今は智くんの顔が上にある。
智「しょーくんさぁ、おいらのこと好きなんでしょ？」
意地悪く笑う智くんの表情は全く読めない。
翔「…え、……あっんんっ」
急に本心をあてられて
驚く暇もなく、智くんの顔が近づいてきて唇を重ねられた。
翔「ちょ、待って…あ…んん」
喋ろうと思えばまた唇を塞がれて、
こんな甘いキスに
もしかしたら智くんも俺と同じ気持ちなんじゃないかって思えてくる。
チュッと音がして智くんと俺の唇が離れる。
翔「さとしく…なんで？」
智くんは相変わらず意地悪く笑ったままで。
智「…なんで？しょーくんがしたかったことでしょ？」
そこにはいつもの雰囲気の大野智はいなくて。
でも、それでもさっきの甘いキスの余韻が頭から離れない。
翔「俺、智くんのこと…」
智「ねえ、しょーくん。そーいうのいらないから」
翔「…え」
智「めんどくさいじゃん？付き合うとかって」
これはほんとに智くんなのか？
翔「じゃ、…なんでキス…なんか」
智「したくなったから。それだけ」
心が締め付けられた。
智くんが俺に対する気持ちなんてそんなものだったのか。
智「付き合うだけが恋ってものじゃないでしょ？
楽しければそれでいいじゃん。
しょーくんも、嬉しかったでしょ？」
智くん、分からないよ。
智くんの考えが俺には分からない。
キスっていうものは好きな人とするものじゃないの？
智くんは俺のこと好きじゃないの？
智「こんな関係もありじゃん」
智くんが思う関係と俺が思う関係はあまりにも違いすぎて
智くんの言う『関係』には俺はなりたくない。
ボロボロと涙が溢れて
智くんをありったけの力で突き飛ばし、
酔った体で智くんの家を出た。
途中、智くんが俺のことを追いかけてくれるかもって思ったけど
そんな気配はなくて。
俺はある人のところへ泣きながらむかった。
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みすき - 最後のコメント書いたあとにタブレットが壊れちゃって(>_<)すごいおそくなってしまったけど新作おめでとう(*^▽^)今から読むね（*'‐'*)♪ (2014年12月6日 13時) (
レス) id: d3dac11abc (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - リンゴさん» 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました(*^^*)良い作品だといっていただき嬉しいです！！！これからも頑張りますね！ (2014年11月1日 18時) (レス) id: ab920dfe81 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 密さん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！！最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。 (2014年11月1日 18時) (レス) id: ab920dfe81 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - satoshiikoさん» 最後までお付き合いいただいてありがとうございました！！嬉しいです！山は試験が終わってから考えてみますね(*^^*) (2014年11月1日 18時) (レス) id: ab920dfe81 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - yamaさん» 読んでいただきありがとうございました！！山は試験が終わってから考えてみますね(*^^*)最後までお付き合いいただいて本当にありがとうございました！ (2014年11月1日 18時) (レス) id: ab920dfe81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあ
| 作成日時：2014年10月23日 11時
