26、翔サイド ページ27
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ジリリリｯ
目覚ましの音で重たい瞼を上に上げる。
今日は相葉くんと収録だ。
今日こそは口がすべらないようにしなくちゃ。
吸血鬼の話題は避けよう。
俺は準備をして、局へとむかった。
収録は何事もなく終わって
少し心配していた相葉くんもいつも通り元気だった。
楽屋へ戻り、帰る支度をして
家に帰ろうと思ったとき
雅「翔ちゃん…、ちょっと時間ある？」
相葉くんが俺に声をかけた。
翔「ん？大丈夫だよ。どうしたの？」
雅「……謝りたくて。
この前のこと」
ドクッと心臓が波打った。
吸血鬼の話しはしないって決めたばかりなのに。
翔「…もうその話しはいいから。
気にしてないから、大丈夫だよ」
雅「そんな、俺、翔ちゃんにひどいことしたのに」
翔「相葉くん…」
相葉くんの目から涙が溢れ出る。
雅「どして…、どうして俺は吸血鬼なんだろ…。
なんで、…なんで俺だけ…」
相葉くん、違うよ。
あなただけじゃない、他のメンバーだって吸血鬼。
この事実は絶対言えないけれど。
吸血鬼という存在は
なんでこう彼らを苦しめるのだろう。
彼らだって人間として生きたかっただけなのに。
なぜ人間と吸血鬼という存在があるのだろう。
翔「相葉くん…、つらいんだよね。
そうだよね、つらいよね。
思いきり泣いていいんだよ。
俺は相葉くんのこと大好きだから。
大切なメンバーだから」
雅「…っそんなこと言わないでよ、翔ちゃんっ。
俺は大切なメンバーの翔ちゃんを襲ったんだよ…っ？」
翔「大丈夫だから」
雅「大丈夫じゃないよ…、
翔ちゃんが大丈夫でも俺が大丈夫じゃない。
これから翔ちゃんを目の前にして、
我慢できる自信がない…。
翔ちゃんの血は甘くて、俺を狂わせるんだよ…っ」
こんなにも彼は苦しんでる。
その肩に背負うにはあまりにも大きな苦しみ。
翔「相葉くん……嵐は好き？」
雅「…っそんなの大好きに決まってるじゃん…っ」
翔「我慢できなくなったらさ、
俺の血、……吸ってもいいよ」
雅「…………え？」
翔「その相葉くんの苦しみ、半分分けて」
あなたがそんな大きな苦しみをひとりで背負う必要はない。
…そうでしょ？
ね、智くん。
俺は間違ってる？
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ゆあ(プロフ) - yuiさん» ありがとうございますっ！！これからも頑張ります(*^^*) (2014年12月11日 10時) (
レス) id: ab920dfe81 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - あいさん» ありがとうございます♪今後ともよろしくお願いします！ (2014年12月11日 10時) (レス) id: ab920dfe81 (このIDを非表示/違反報告)
yui - ゆあさんの作品全部読んでます！とても好きです(^^)/これからも頑張ってください☆ (2014年10月28日 10時) (レス) id: 05ae634a7e (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 面白いです！ (2014年10月28日 0時) (レス) id: fbc9e2d27e (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - みすきさん» あの、ほんと今頃気づいたんやけど、うち16歳って書いとるよね…ほんとは19でした。打ち間違いです…ほんとごめんなさい。自分バカ…。そしてつい先日にハタチとなりました。みすきさんごめんね(>_<)こんなポンコツ作者をどうか見守っていただきたい(TT) (2014年10月24日 23時) (レス) id: ab920dfe81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあ
| 作成日時：2014年9月13日 1時
