かわいいキミ、大人にならないで (ページ3)

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私はというと高校入学と同時にモテ期到来！

名前も知らない先輩や部活の後輩や同級生、隣の席の子から人生最大のモテ期と言っても良いくらい告白された

そのうちの一人である先輩と付き合ったけど、結局先輩が受験の年になってからはすれ違うばかりでこの恋は1年も満たず終わった。

それからは誰とも付き合っていない。
かく言う私もあっという間に受験生を控える二年生と先輩たちが部活を引退してしまい、余裕が無くなったからだ。

慌しく日々を過ごすなか、私の周りに噂が回ってきた

「XX芸術学校に顔面彫刻の超イケメンの男子がいるんだって！」

「しかも彼女がいないんだって！」

「へー」
XX芸術学校ってテヨンくんが居る学校のはず…と噂に耳を傾ける

「なに？A興味ないの？既に他校にもファンクラブがあるくらい人気なんだって！！」

「…私は、良いかな…」

その後も友人たちは盛り上がって、今日芸術高校校門前に行って見に行くみたい。

なぜか私も強制的に連れて行かれた

校門から出てくる人はみんな同じ制服を着ているのに個性があって女の子は綺麗で髪型もオシャレ

テヨンくんはこんな可愛い子たちと学校生活を送っているんだ……
そう思ったら急にメイクもなにもしていない髪の毛も乱れた私の姿を見て恥ずかしくなった

「わ…私帰るね！ごめん！！」
彼女たちのブーイングを背に歩く