５本目 ページ6
緑谷side
「Aちゃん、お昼一緒に食べへん？」
「･･･別にいいけど、名前･･･」
「あ、ごめん！仲良くなりたいなぁと思って名前で呼んだんやけど、嫌やった･･･？」
「いや、大丈夫」
麗日さんも鉄原さんと仲良くなりたい！と言って、お昼を誘っていた。
鉄原さんはいつも一人で食べているらしい。
「デク君と飯田君もおるんやけどええかな？」
「あぁ」
今日は４人で食堂に向かった。
僕はカツ丼、飯田君は定食、麗日さんはうどんを頼んでいた。
「Aちゃんは何にしたー？」
「･･･
４人でご飯を食べているとき、麗日さんは積極的に鉄原さんに話しかけていた。
「Aちゃん青椒肉絲好きなん？」
「･･･中華の中で一番好き」
鉄原さんも特に嫌がっているわけでもなく、質問にきちんと返していく。
「鉄原君は個性の関係でなにか摂取しなきゃいけないものとかはないのか？」
「特に何も。強いて言うならその日の体調とかコンディションによって調節しやすかったりしにくかったりするくらいで、摂取するものとかは何もねぇ」
主に２人が質問して、鉄原さんがそれに答える形で会話が成り立っていく。
なんだか微笑ましい。我が子の成長を見ている気分になる。
「･･･そういえば緑谷、あの猫、名前決まったんだ」
「そうなんだ！なんて名前にしたの？」
「ペリー」
ペリー･･･
「な、何故ペリーなのだ･･･」
「･･･歴史の教科書、気に入ったのかずっと上に乗ってるから」
鉄原さんのネーミングセンスはよくわからないなぁ･･･
「その猫ちゃんって、この間デク君がいっとった路地裏の？」
麗日さんが目をキラキラさせながら訊いてきた。
「そう。飼っていいか訊いたら母さんがいいって言ったから」
「猫を拾って世話をしてるのか！いいことだ！」
飯田君は手をカクカク動かしながら鉄原さんの行動を褒めていた。
「それで、緑谷。･･･たまにペリーの様子、見に来ないか？」
「え、いいの？」
「あぁ。緑谷もよく世話をしてくれたしな」
鉄原さんはいつもより、少しだけ柔らかい表情をしていた。
「ぜひ今度行かせて！」
「あぁ。･･･麗日たちも、来るか？」
そう鉄原さんが訊くと、麗日さんはもっと目をキラキラさせた。
「行きたい！！」
「じゃあ、明後日･･･うちに」
僕たち４人での、小さな約束ができた。
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千切り(プロフ) - 焦凍の花嫁の葵さん» コメントありがとうございます！轟くん！半冷半燃いいですよね！私も冷え性ひどくて、冬は動けないので羨ましいです…… (2019年4月11日 21時) (
レス) id: 5223575768 (このIDを非表示/違反報告)
焦凍の花嫁の葵 - 私の推しキャラはトド様です トド様の個性って夏と冬にはぴったりですよね 夏は右手で冷やしてもらえるし 冬は左手で温めてもらえるし 半冷半燃 私も欲しいな (2019年4月8日 19時) (レス) id: 53026d57c3 (このIDを非表示/違反報告)
千切り(プロフ) - 中原白也さん» 書きましたともーwwwwwwww (2018年12月23日 16時) (レス) id: 0ce1beb3fb (このIDを非表示/違反報告)
中原白也(プロフ) - マジで書いたんかお主www (2018年12月17日 10時) (レス) id: 738e251709 (このIDを非表示/違反報告)
千切り(プロフ) - 誤字・脱字、間違いなどがございましたらご指摘ください。コメントも気軽に書いていただけると幸いです(^^) (2018年9月1日 15時) (レス) id: 0ce1beb3fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千切り | 作成日時：2018年8月9日 0時
