#20 ページ23
『リスナーさんごめん!ちょっとだけ待っててね』
え?待って?なに?俺何かまずいこと言った?
みたいな顔してるくそたぬきを無理矢理連れ出して私の部屋へ。
う「え、マジで好きだったの?」
『みなまで言うな。…………好きだけど』
う「なら、頑張れよ」
そう言って私の頭を撫でる兄。
『・・・子供じゃないんだから』
う「はいはい。じゃ、適当に理由づけしとくからな」
『…ありがと』
さかたんにバレなかったことにホッとしてると同時に、
「好き」っていう気持ちを伝えられなかったモヤモヤする。
何だろう、これ…?
.
う「…これは早い方がいいかもな」
.
ガチャ
『ごめんごめん!はい、たぬき、弁解して』
う「きつねが家でいつも「坂田様かっこいい」「坂田さんに会いたい」「さかたんかわいい」って言ってるからつい出来心でした」
良かったー…ちゃんと言ってくれてる
渉は平常心を保つのが上手いからこういう時簡単に人を信じ込ませることができる。
………
『お、そろそろ時間も時間だね』
う「じゃー終わりにするか」
そ「以上、そらると」
ま「まふまふと!」
う「うらたと」
坂「坂田とー?」
『おきつねでした!』
>お疲れ様でしたー!
>おきつねちゃんのファンになったー
>面白かったです!
カチッ
最後までうれしいコメントをしてくれて、何だか自然と頬が緩む。
坂「コメント嬉しかったん?」
『うん!生放送って楽しいね♪』
坂「ふふ、Aちゃんかわええなーww」
『えっ!あ、うん!いやうんじゃねえやありがとう!』
坂「あははははははは!wwww」
さかたんは私の反応が面白かったのか、ずっと腹を抱えて笑ってる。
そ「じゃあ俺ら帰るから」
ま「ばいばーい!」
『また来てね〜』
そらまふを見送ってリビングに戻ると、さかたんは
坂「(˘ω˘)zzZ」
寝てるよ。
『どうする?もう終電行ったけど』
う「…泊めるか」
坂「(。-ω-)zzz. . . (。゚ω゚) ハッ!」
『あ、起きた』
坂「でんしゃでんしゃ」
『もう終電行ったよー』
坂「(;゚ω゚)(゚ω゚;(゚ω゚;)ナ、ナンダッテー!!」
う「てことで、泊まれ」
坂「ウィッス」
今夜、カオスの予感。
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風邪故にスマホ一時使用可能!
文字数やばいんでこの辺で。
by星野梅
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作者名:梅渉 | 作成日時:2017年8月22日 17時