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『はぁ、はぁ、はぁ………っ』
思いっきり全力疾走して息切れ。
スマホは置いて財布だけ持ってきたから取り敢えずお菓子は買える(*`･∀･´*)
『…何やってんだろ、私…』
静かな住宅街にぽつり、私の独り言が響く。
さかたんが佐川さんと付き合ってるかもしれない、って思った瞬間。
胸がぎゅーってなった…。
？「Aっ!!」
『あ……お兄ちゃん』
渉…今はお兄ちゃんの方がいいかな。
お兄ちゃんは、ズカズカと私の方に近づいてくる。
う「お前っ、こんな深夜にどこ行ってんだよ!?俺と坂田がどれだけ心配したと…!!」
『………え』
さかたん、心配…してくれたんだ。
なんか私おかしいなー…。
さかたんが頭から離れない。
う「…坂田と何かあったのか？」
『…ねえ、お兄ちゃん』
う「ん？」
『その人が他の人と付き合ってるかもって思ったら、胸がぎゅーってなって、苦しいの。その人のことが、頭から離れないの。
これって、なに？』
う「！………それはな、」
”恋って言うんだよ”
『そっか、そうなんだ。………ふぇっうっ』
う「…よし、泣け泣け」
涙腺が壊れたみたいに涙が溢れ出した私を、お兄ちゃんはずっと抱きしめていてくれた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
祝☆二桁！！
なのに数日放置してすみませんでした。
これからは目指せ毎日更新！
by星野梅
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作者名：梅渉 | 作成日時：2017年8月22日 17時
