03. ページ4
くそ、めんどくさいとこに迷い込んだな。
柄の悪い奴に絡まれて、軽くかわそうとしたら“お前、MUGENの…”とか言われて因縁をつけられて今に至る。ここ、無名街だ。
「誰？その身なり、ここの住人じゃないでしょ」
「…ここ、無名街？」
「そう。私はララ、貴女は？」
「A、あ…すぐ出てくね」
「その方が良い…けど、あの人達、知り合い？」
「ごめん、違うけど連れて来たのは私だ」
ララを庇う様に男達と対峙すると、下衆な笑みを浮かべて、私を品定めする様に上から下まで見てくる。相手は三人、ララを庇っても何とかなるかな。
「仲良くしよおや、MUGENのお姫様？」
「私、その呼ばれ方は好きじゃないんだよね」
構えた後ろでララが“え、貴女…MUGENのAなの？”とか聞こえたけど、笑って誤魔化した。男が此方に間合いを詰めたから飛び込む様に地面で全店して起き上がりに両手で地面を押し男の顎にドロップキックを入れる。そのまま着地して、唖然とする左の男にニコリと笑って刹那の間に渾身の裏拳を頬に打ち込んでやった。右の男がララを狙おうとしたのを目の端で捉えて殴った男の胸倉を掴んでその野郎に向かってぶん投げた。男達は重なる様にして地面に突っ伏した。アンタ等みたいな下衆野郎には地面がお似合いよ。そしてララに振り返る、当然ながら呆然としている…ですよね、私には女友達なんてナオミくらいしかいないもん。
「あー…引いた？」
「…あ！ごめん、余りに鮮やかにやっちゃうから見惚れてたの。まさかMUGENのAさんだなんて知らなくて！」
そう笑顔で言ってくれたララに少しほっとした。しかし次の瞬間、重なった男の下の奴がララの足首を掴んだ。しまった、と思って駆けるも私より早く動いた影があった。
「ララに触るな、」
厳かにそう言って現れたのはまるで風の様な、影のような人。男の手首を足で踏みつけて離させると横っ面を思いっきり蹴り上げた。…やる事は容赦ない。その一連の流れを見ていると、その男はララを庇う様に私と向き合った。
「…お前、MUGENの」
「私がこいつ等連れて来たんだ、アンタ等の縄張りに入ったのは悪かったよ」
「お前の仲間か？」
「まさか、追われてただけ」
「MUGENがこんなとこになんの用だ？」
「用なんて無い。それに、MUGENは解散した」
私がそう言うと、その男は一瞬だけ目を見開いた。
「お前は何してる？」
「人探し。アンタの名前は？」
「スモーキー、」
聞いた事がある、彼が守護神か。
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テトラ(プロフ) - れおなさん» 喜んで頂けて嬉しいです！これからも良かったら読んでやって下さいm(_ _)m (2016年12月11日 11時) (
レス) id: 7f7b42d4ef (このIDを非表示/違反報告)
れおな - ホントにそうですよ！笑こんな、イケメン兄貴がいたら自慢になるし、いいことありすぎて！更新、ありがとうございます!! (2016年12月11日 8時) (レス) id: 3a84a667db (このIDを非表示/違反報告)
テトラ(プロフ) - れおなさん» うちのお兄ちゃんでもいいと言っていただけたら有難いですm(_ _)mコメントありがとうございます！ (2016年12月8日 8時) (レス) id: 7f7b42d4ef (このIDを非表示/違反報告)
れおな - キャーーー!!雅貴ーー!!広斗もいいですけど、雅貴もいいですね！ (2016年12月7日 18時) (レス) id: 3a84a667db (このIDを非表示/違反報告)
テトラ(プロフ) - れおなさん» れおなさん、お久しぶりです！期末テストお疲れ様ですm(_ _)mコメントは下さるだけで有り難いです！はい、共に買いましょう！デーブイデーを！笑 (2016年12月1日 19時) (レス) id: 7f7b42d4ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tetoratora0216 | 作成日時：2016年11月25日 18時
