12. ページ17
あれ、昨日はあれからどうしたんだっけ？柔らかい感触、布団？がばっと身体を起こすと、隣には広斗が寝ていた私の背中を滑る様に鍛えられた腕が落ちたもんだから…私は広斗の腕の中に、居た？
「嘘でしょ…」
居候初日から何たる失態、恥ずかし過ぎる。ふっと蘇ったのは昨日の記憶…ああ、私だいぶやらかしたな。お互い、裸じゃないだけマシだった。
ベッドサイドに置かれた目覚まし時計を見ると、まだ６六時。広斗は夢の中、起きる気配はない。
よし、やるか ー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
最近のコンビニって便利ですね。
朝ご飯でも作ろうと気合を入れて冷蔵庫を拝見したら、見事に何もない。酒オンリー。なのでコンビニで色々と調達してきました。殆ど揃うね、便利だわ。パン派なのかご飯派なのか解らないから、取り敢えず今日はご飯にした。そもそも、朝食べるのか謎である。炊飯器はあったからご飯炊いて、お味噌汁を作った。後は銀鮭と海苔と玉子焼き。
「、はよ」
「わっ、びっくりした」
いきなり背後から声を掛けられて飛び上がる。振り返れば広斗がまだ眠たそうに立っていてシャツの中に手を入れてどっか掻いてる。今なら勝てないかな？と、無謀なチャレンジ精神。
「米が炊ける匂いで目が覚めた」
「あ、ごめん。勝手に」
「別に。朝は米がいい…眠い」
後者に三大欲求の一つが意味わからん感じで出てきたけども、まだ寝れば？と言おうとしたら肩に額が預けられる、少し体重を掛けてくるから仕方なく片手を広斗の背に回した。こうも抵抗がない私。
「広斗、」
「ん？」
「昨日は、ありがとね」
「…歓迎会か、どー致しまして」
彼なりの優しさなのか、寝呆けているのか。私はそんなのどうでもよくて一度抱き締めて直ぐに離れた広斗が凄く愛しいな、なんて感じている辺り相当ハマってしまったのかと思った。
「ご飯、食べる？」
「炊き立て食いたい」
「じゃあ、雅貴君起こして来て」
「やだ。めんどくさい」
「うわあ、じゃーいい、行く」
広斗を抜かして雅貴君の元へ行こうとした瞬間、耳元で広斗は“気を付けろよ”なんて呟いた。もう、その声が何かお腹の奥にずぐっとくる様な甘くざらつい
た声色で朝からヤバイです。
「まーさき君、」
「ん〜？」
「ご飯作ったよ、起きて」
「やったあ、その前にAを食べたい♡」
がばっと飛び付かれてベッドに押し付けられる、寝呆けた雅貴君の手が私の胸を捉えた。
「ぎゃあああっ」
ばちんっ。
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テトラ(プロフ) - れおなさん» 喜んで頂けて嬉しいです！これからも良かったら読んでやって下さいm(_ _)m (2016年12月11日 11時) (
レス) id: 7f7b42d4ef (このIDを非表示/違反報告)
れおな - ホントにそうですよ！笑こんな、イケメン兄貴がいたら自慢になるし、いいことありすぎて！更新、ありがとうございます!! (2016年12月11日 8時) (レス) id: 3a84a667db (このIDを非表示/違反報告)
テトラ(プロフ) - れおなさん» うちのお兄ちゃんでもいいと言っていただけたら有難いですm(_ _)mコメントありがとうございます！ (2016年12月8日 8時) (レス) id: 7f7b42d4ef (このIDを非表示/違反報告)
れおな - キャーーー!!雅貴ーー!!広斗もいいですけど、雅貴もいいですね！ (2016年12月7日 18時) (レス) id: 3a84a667db (このIDを非表示/違反報告)
テトラ(プロフ) - れおなさん» れおなさん、お久しぶりです！期末テストお疲れ様ですm(_ _)mコメントは下さるだけで有り難いです！はい、共に買いましょう！デーブイデーを！笑 (2016年12月1日 19時) (レス) id: 7f7b42d4ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tetoratora0216 | 作成日時：2016年11月25日 18時
